イラスト：曹一漫畫

米國が突然、在ヒューストン中國総領(lǐng)事館の閉鎖を要求してきた。これは意外でもあり、意外でなくもある。意外だと言うのは、正常に國交を樹立している國として、これは深刻な事だからだ。意外でないと言うのは、米國の政治屋による最近の常軌を逸した様々な悪行を考えれば、これもその最新のケースに過ぎないからだ。中國の政府と國民は、すでに対応準(zhǔn)備を整えている。

「米側(cè)が中國側(cè)に対して一方的に仕掛けた挑発だ」。在ヒューストン中國総領(lǐng)事館の閉鎖という米側(cè)の突然の要求に対して、中國外交部（外務(wù)?。─稀钢袊鴤?cè)は米側(cè)に対して、誤った決定を直ちに撤回するよう促す。さもなくば、必ず正當(dāng)かつ必要な対応を取る」と表明した。

世界のこれほど多くの國々が外交機(jī)関や外交官について國際條約や二國間條約を締結(jié)しており、基本準(zhǔn)則やモラルに関する共通認(rèn)識もある中、國際社會に認(rèn)知された正しい道理を踏みにじるのは、世界の人々の面前で公然と悪事を働くことであり、歴史に汚點(diǎn)も殘すだろう。米側(cè)は理由もなく今回の事態(tài)を引き起こし、國際法と國際関係の基本準(zhǔn)則への重大な違反、中米領(lǐng)事條約への重大な違反を犯したのに、あろうことか「米國の知的財(cái)産権と米國人の個(gè)人情報(bào)を保護(hù)するためだ」と言い放っている。

中國の在米外交機(jī)関は終始中米両國間の相互理解と親善に盡力しており、中國は米國の在中機(jī)関?人員の職責(zé)履行に便宜を提供してもいる。翻って米側(cè)を見ると、一體何をしてきたのか？昨年10月と今年6月の2回にわたり米側(cè)は米國に駐在する中國の外交要員に対して理由もなく制限を設(shè)け、繰り返し中國側(cè)の外交封印袋を無斷で開封し、中國側(cè)の公務(wù)用品を差し押さえた。米側(cè)の恣意的なスティグマタイゼーションと煽動と敵視のために、すでに在米國中國大使館は中國の在米外交機(jī)関?人員を狙った爆破と殺害の脅迫を受けている。在中國米國大使館のウェブサイトにいたっては、しばしば中國を非難する文章を公然と掲載している。他國の內(nèi)政に干渉し、滲透と対立に手を染めているのは一體どの國なのか。國際社會は自ずと分かっているし、歴史の審判も下るだろう。

最近米國の一部の政治屋は様々な國際機(jī)関から脫退し、四方に敵をつくり、米國民に代償を負(fù)わせると同時(shí)に、全世界にも不確定要因をもたらしている。何ら正當(dāng)な理由もなく國交樹立國に総領(lǐng)事館の閉鎖を亂暴かつ強(qiáng)制的に命じる。道義も最低限の一線もあったものではなく、米政府が中國に対して深刻な戦略的過ちを犯したことを十分に物語っている。

自國で新型コロナウイルスが猛威を振るい、數(shù)百萬人が感染し、10數(shù)萬人が病死する中、米國の政治屋達(dá)が感染癥対策ではほんの少しの行動も取らず、みじんも疚しさを感じず、反対に焦點(diǎn)をそらすことに精力を注いでいるのは、実に哀れで嘆かわしいことだ。

中國が米國に最初に開設(shè)した総領(lǐng)事館であるヒューストン総領(lǐng)事館は、中米関係の歩みを目撃してきた。この歩みは中米両國民及び無數(shù)の識者の努力の結(jié)晶であり、一部の政治屋が歪曲し、イメージを悪くすることは許されない。中國はいざこざを引き起こさないが、いざこざを恐れもしない。改めて米側(cè)に厳正に告げる。獨(dú)斷専行して、誤った決定を撤回しないのなら、中國政府は必ずあらゆる必要な措置を講じる。中國國民も必ずこれを固く揺るぎなく支持する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月23日