ポンペオ米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官はこのほどインタビューで「中國(guó)共産黨は『パリ協(xié)定』での約束を全く果たしておらず、南中國(guó)海問題でも約束と國(guó)際法に背いている」と述べた。これについて、外交部（外務(wù)?。─稳A春瑩報(bào)道官は16日「気候変動(dòng)と南中國(guó)海問題における中國(guó)側(cè)の立場(chǎng)は非常に明確だ。ポンペオ米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官が最近、國(guó)際法に違反していると中國(guó)を繰り返し非難していることに対して、近年米國(guó)がどのような國(guó)際機(jī)関から脫退してきたのかを皆さんに列挙してみたい」として、次のように述べた。

1982年、米國(guó)はその海洋覇権を維持するため、「國(guó)連海洋法條約」への署名を拒否し、今に至るもなお加盟していない。1984年、米國(guó)はその文化的支配権が発展途上國(guó)によって徐々に弱められることに不満を抱き、國(guó)連教育科學(xué)文化機(jī)関（ユネスコ）から正式に脫退した。2003年に復(fù)帰したが、2017年に「資金を節(jié)約し、改革を促す」との理由で再び脫退した。2001年、米國(guó)は環(huán)境保護(hù)義務(wù)の履行は米國(guó)の國(guó)益にならないとの理由で、「京都議定書」の批準(zhǔn)を拒否した。同年、米國(guó)は軍事的優(yōu)勢(shì)を強(qiáng)化するため、ソ連と1972年に締結(jié)した「弾道弾迎撃ミサイル制限條約」から脫退した。2002年、米國(guó)は米國(guó)の軍人、外交官、及び政治家にとって不利だと考え、「國(guó)際刑事裁判所に関するローマ規(guī)程」への署名の撤回を宣言した。2017年、多國(guó)間貿(mào)易協(xié)定は米國(guó)にとって最良の利益にはならず、政府の「米國(guó)第一」政策の障害になると考え、環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定（TPP）からの正式離脫を宣言した。同年、米側(cè)は「パリ協(xié)定」が米國(guó)経済の発展を妨げると考え、「パリ協(xié)定」からの離脫を宣言した。また、同年、國(guó)連「移民に関するグローバル?コンパクト」交渉からの離脫を宣言したうえ、國(guó)連総會(huì)で反対票を投じた。2018年、國(guó)際原子力機(jī)関（IAEA）がイランが合意を履行していることを確認(rèn)し、かつイランが合意に背いていることを示す証拠を自らは持っていない中、米國(guó)は國(guó)連安保理の承認(rèn)を経たイラン核合意からの離脫を宣言したうえ、イランに対する一方的な制裁を再開した。同年、いわゆる國(guó)連人権理事會(huì)は「人権を有効に保護(hù)できない」との理由で、國(guó)連人権理事會(huì)からの脫退を宣言した。2019年、地上配備型短中距離ミサイルの開発を制約されないよう、「中距離核戦力全廃條約」からの脫退を宣言した。2020年、米國(guó)はいわゆるロシアが條約に違反しているとの口実で、「オープンスカイズ條約」からの脫退手続きに入ることを宣言した。最近米側(cè)は、自國(guó)の新型コロナ対策不足の責(zé)任を転嫁するため、世界保健機(jī)関（WHO）からの脫退を宣言した。

米側(cè)が様々な條約を破棄し、國(guó)際機(jī)関から脫退し、國(guó)際法は都合が良ければ利用し、悪ければ破棄するのは、その露骨な覇権主義とダブルスタンダードの反映であり、非常に偽善的だ。米側(cè)が真に責(zé)任ある大國(guó)らしく、中國(guó)や他の國(guó)々と同様に國(guó)際法と様々な國(guó)際條約を遵守することを望む。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月17日