2015年12月20日に1件目のデジタル伝送データを受信してから今年の9月30日まで、暗黒物質(zhì)粒子探査衛(wèi)星「悟空號」は軌道上を1746日周回し、全天球のスキャンを9回行い、約86億9000萬個の高エネルギー粒子を探査?処理した?？萍既請螭瑏护à俊?/p>

チーム責任者の一人である范一中研究員は、「悟空號の設計上の耐用期間は3年だが、探査機及び衛(wèi)星プラットフォームのコンディションは現(xiàn)在良好だ。昨年1月に1回目、2年間の耐用期間延長を行った。悟空號の現(xiàn)在の優(yōu)れたコンディションに基づけば、來年1月に再び耐用期間を延長できる見通しだ」と述べた。

中國は2015年12月17日午前8時12分に、酒泉衛(wèi)星発射センターで「長征2號丁」キャリアロケットを使い、中國科學衛(wèi)星シリーズの1基目となる「悟空」を打ち上げた。

「悟空」の任務は、宇宙の暗黒物質(zhì)の探査だ?？茖W者は、宇宙の95％以上は暗黒物質(zhì)と暗黒エネルギーで、そのうち暗黒物質(zhì)が26.8％を占めると推測している。暗黒物質(zhì)は発光せず、電磁波を出さず、電磁相互作用に加わらない。どのような光學?電磁波探査設備であっても直接「見る」ことができない。

世界には現(xiàn)在、3つの有名な暗黒物質(zhì)探査機がある?！肝蚩铡工鲜澜绀扦长欷蓼怯Q測エネルギー範囲が最も広く、エネルギー分解能が最も優(yōu)れた宇宙探査機だ。

「西遊記」の孫悟空から名付けられた「悟空」は如意棒を持たないが、300本以上の「水晶棒」を持っている。

「悟空」のBGOエネルギー裝置には、縦橫に交差する308本の結晶體が含まれる。どれも2.5センチ平方で、長さ60センチ。これは世界最長のBGO結晶體だ。こうした美しい「水晶棒」は入射粒子のエネルギーを直接測定し、宇宙粒子の痕跡を得ることができる。

「悟空」は毎日早朝と夕方に中國の上空を通過する。密雲(yún)、喀什、三亜にある3つのデータ受信ステーションは毎日、「悟空」からの約16GBのデータを受信している?！肝蚩铡工慰茖W研究チームは日々蓄積される大量のデータの中から、価値ある科學の成果を抽出する。

「悟空」の科學研究チームは現(xiàn)在、ヘリウム原子核宇宙線のエネルギースペクトル分析を展開している。紫金山天文臺の袁強研究員は「ヘリウム原子核のエネルギースペクトルにも質(zhì)量スペクトルに類似する屈曲構造があることが分かった。これは宇宙線の起源という世紀の謎への理解を深める重要なデータを提供した」と述べた。

このほか、「悟空」のチームはガンマ線データから暗黒物質(zhì)の信號を探し、次世代暗黒物質(zhì)粒子探査衛(wèi)星「特大面積ガンマ線宇宙望遠鏡（VLAST）」のキーテクノロジーの研究に積極的に取り組んでいる。

范氏によると、「悟空」の設計上の耐用期間は3年で、現(xiàn)在すでにこれを2年近く上回り就役している。しかし依然として「若々しく元気」に見え、さらに耐用期間を延長できる見通しだ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月14日