王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)（外相）は16日、6日間にわたるミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピン歴訪を終え、新型コロナウイルス感染癥が始まって以來(lái)となる、ASEAN10ヶ國(guó)全てとの二國(guó)間往來(lái)を?qū)g現(xiàn)した。中國(guó)新聞社が伝えた。

今回の歴訪は中國(guó)とASEANの対話関係構(gòu)築からちょうど30周年にあたって行われた。専門(mén)家は、「30年間の発展を振り返ると、中國(guó)とASEANの協(xié)力はすでに最も成功した、最も活力ある地域協(xié)力の模範(fàn)となっている。協(xié)力の高い強(qiáng)靭性と勢(shì)いを伴って、王部長(zhǎng)の東南アジア歴訪は雙方関係の一層の発展を後押しした。今回の歴訪の諸成果は、新型コロナ対策における団結(jié)と発展協(xié)力を主軸とし、多國(guó)間主義を正しい道とする中國(guó)?ASEAN協(xié)力の青寫(xiě)真を描き出した」と指摘する。

■新型コロナ対策協(xié)力 ワクチン協(xié)力が重點(diǎn)

新型コロナウイルス感染癥の発生當(dāng)初から、中國(guó)はASEAN諸國(guó)と物資面で助け合い、新型コロナ対策の技術(shù)支援や経験共有を積極的に実施してきた。中國(guó)現(xiàn)代國(guó)際関係研究院の陳鳳英研究員は、「東南アジアの感染防止?抑制狀況は比較的に良いが、依然として不確定要素も多い。新型コロナ対策協(xié)力において最も重要なのはワクチン協(xié)力だ」と指摘する。今回、王部長(zhǎng)は無(wú)償提供や開(kāi)発?調(diào)達(dá)の推進(jìn)加速など、ワクチン協(xié)力強(qiáng)化の意向を各訪問(wèn)國(guó)で表明した。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院アジア太平洋?世界戦略研究院の許利平研究員は、「中國(guó)とインドネシアはワクチン第Ⅲ相臨床試験協(xié)力における成功を踏まえたうえで、地域ワクチン生産センターを築くことに注目し、これがASEAN諸國(guó)全體の新型コロナ対策に役に立つだろう」と考える。

これと同時(shí)に、中國(guó)側(cè)の提案はASEAN諸國(guó)から熱意ある反応を得てもいる。許氏は、これによって中國(guó)製ワクチンはASEAN地域において一層受け入れられるようになると指摘し、「ワクチン協(xié)力の意義は現(xiàn)地経済の再開(kāi)や回復(fù)だけにあるのではなく、それ以上に現(xiàn)地の人々の新型コロナとの闘いにおける自信を高め、中國(guó)とASEAN諸國(guó)との相互信頼を増進(jìn)することにある」と語(yǔ)る。

また、今回の歴訪からは、中國(guó)とASEANの新型コロナ対策協(xié)力計(jì)畫(huà)がワクチンに限定されないことが見(jiàn)て取れる。許氏は「人材育成から診療技術(shù)の共有まで、雙方にとって共通の目標(biāo)は地域衛(wèi)生健康共同體の構(gòu)築加速だ。これによって、今後の協(xié)力の土臺(tái)が一層固められることになるだろう」とした。

■経済貿(mào)易協(xié)力 「一帯一路」が先導(dǎo)

王部長(zhǎng)の今回の歴訪では、ワクチン協(xié)力と同じように、「一帯一路」（the Belt and Road）協(xié)力への言及も多かった。

ミャンマーでは、王部長(zhǎng)は「一帯一路」のフラッグシップ?プロジェクトである中國(guó)ミャンマー経済回廊の共同建設(shè)を加速し、その西部、北部、東部の支えとコネクティビティを強(qiáng)化する考えを示した。インドネシアでは、王部長(zhǎng)は「一帯一路」イニシアティブと「グローバルな海洋軸」（GMA）との連攜協(xié)力計(jì)畫(huà)に早期に署名する意向を表明した。ブルネイでは、王部長(zhǎng)は「一帯一路」共同建設(shè)の枠組みで、恒逸石化（Hengyi Petrochemical）のプロジェクトと「広西ーブルネイ経済回廊」という2つのフラッグシップ?プロジェクトを著実に進(jìn)める必要性を指摘した。フィリピンでは、王部長(zhǎng)は「一帯一路」イニシアティブと「Build Build Build」プログラムの連攜を一層強(qiáng)化する意向を表明した。

許氏は、「中國(guó)とASEAN諸國(guó)との『一帯一路』協(xié)力に感染癥が影響を與えることは避けられない。王部長(zhǎng)は今回の歴訪で、『一帯一路』協(xié)力を推進(jìn)する中國(guó)の斷固たる決意をはっきりと示した。『一帯一路』イニシアティブが打ち出されて以來(lái)、ASEANは先導(dǎo)地域としての役割を果たしてきた。また、ポストコロナの時(shí)代においては、ASEANは質(zhì)の高さと人々の生活の向上の両面において『一帯一路』協(xié)力の模範(fàn)を示すことになるだろう」と指摘する。

王部長(zhǎng)の歴訪の成果は、チャウピュー深海港（ミャンマー）やジャカルタ―バンドン高速鉄道（インドネシア）などインフラ協(xié)力の加速だけではない。5G、ビッグデータ、人工知能（AI）などデジタル経済協(xié)力の新たな成長(zhǎng)分野も日程に上った。

これについて、陳氏は「デジタル経済は、その背景に新たなインフラ整備の支えを必要とする。インフラ協(xié)力を著実に推進(jìn)するASEAN諸國(guó)にはデジタル経済協(xié)力の余地と潛在力があり、『一帯一路』建設(shè)に活力を吹き込むことになるだろう」と指摘している。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年1月18日