ケガをした鳥(niǎo)が再び青空を飛び回ることができるように助ける、「継ぎ羽（インピング）」という素晴らしい技術(shù)があるのを、あなたは聞いたことがあるだろうか？遼寧省瀋陽(yáng)市の猛禽救助センターは、ケガをした鳥(niǎo)の治療やリハビリなどを行っているほか、創(chuàng)始者の王唯彥センター長(zhǎng)が獨(dú)特な「インピング」技術(shù)を駆使して鳥(niǎo)を助けている。

王センター長(zhǎng)によると、インピングに使う羽は、主に自然に抜けた猛禽の羽や、ケガをして死んでしまった猛禽の羽だ。オス、メス、成鳥(niǎo)、ヒナによって羽が異なるほか、鳥(niǎo)の翼の羽は「風(fēng)切（かぜきり）」と「雨覆（あまおおい）」の2種類があり、それぞれにさらに細(xì)かい區(qū)分がある。

王センター長(zhǎng)は、「羽は猛禽にとって非常に重要で、飛ぶのにも、エサを探すのにも不可欠。羽が折れたりすると飛べなくなって、死につながる。長(zhǎng)年、細(xì)かなところまで観察し、模索を重ねて、インピングという複雑な技術(shù)を駆使し、數(shù)え切れないほどの鳥(niǎo)を救ってきた。中でも印象深いのは、羽の折れたチョウゲンボウで、目がうつろになっていた。でも、インピングされた後、自分の羽をつくろっていた。大事な羽を取り戻し喜んでいるのが分かった」と振り返り、「それを見(jiàn)て、達(dá)成感を感じ、喜びが湧き上がり、とても慰められる思いがした」と話す。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年3月30日