山奧にある貴州省黔東南苗（ミャオ）族侗（トン）族自治州丹寨県排調(diào)鎮(zhèn)黨干村の小さな學校で今月1日、教師の楊昌軍さん（43）と、新1年生の2人が新學期を迎えた。人民網(wǎng)が報じた。

楊さんは2001年に県內(nèi)の他の小さな學校から実家のある黨干村に戻り、ここで20年にわたり教壇に立ち続けている。2012年、教育當局は黨干村の地理的位置が特殊であることを考慮し、この學校を殘して、小學1年生の子供がそこで勉強し、2年生になると排調(diào)鎮(zhèn)のセンター小學校に移って勉強を続けることを決定。この年から楊さんは黨干村の小さな學校の唯一の教師になった。1年生の児童に、語文（國語）、數(shù)學、道徳、體育、美術(shù)などを教えてきた。さらに、正午になると児童のためにお晝ご飯も作っている。ここ20年、楊さんは、毎年、數(shù)人の「卒業(yè)生」を送り出してきた。

今月、黨干村の小さな學校は新1年生の女子児童2人を迎えた。國旗掲揚式を行った後、新學期の1時間目の授業(yè)を行った。

楊さんは、「山奧で教師をして十數(shù)年になり、こうした生活にはもう慣れた。この學校があるおかげで、子供たちは勉強ができる。子供たちのためにこの學校を守り続けたい」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月3日