外交部（外務(wù)?。─?5日の定例記者會見で、趙立堅報道官が福島原発汚染水の海洋放出に関する質(zhì)問に答えた。

【記者】「日本?海洋研究開発機構(gòu)の熊本雄一郎主任研究員がこのほど、2011年の福島原発事故で海洋に流出した放射性物質(zhì)セシウム134が約8年後には北極海內(nèi)部に到達していたという研究結(jié)果を発表した」との共同通信の報道について、中國側(cè)としてコメントは。

【趙報道官】福島原発事故で漏出した放射性物質(zhì)の北極海での検出を確認(rèn)した研究報告は、これが初めてではない。11月に筑波大學(xué)の研究者が発表した研究成果でも、福島原発事故由來の放射性物質(zhì)セシウム137が北極海で検出されている。

これら日本側(cè)の學(xué)者の研究結(jié)果は、福島原発事故で漏出した放射性物質(zhì)がすでに太平洋や北極海にまで拡散しており、その影響は全世界の海域に及ぶ可能性が高いという事実を示している。日本側(cè)の計畫通り120萬トン余りの福島原発汚染水が太平洋に放出されれば、海洋環(huán)境に対する影響は地域だけでなく全世界的なものとなる。この悪しき結(jié)果は、日本一國で負(fù)えるものなのか？

福島原発汚染水の海洋放出は、日本一國の問題ではなく、日本が勝手に決めることはできないということを、重ねて表明する。日本側(cè)は、周辺諸國や國際社會の懸念に真摯に耳を傾け、海洋環(huán)境と人類の健康に対して責(zé)任を負(fù)う姿勢に基づき、原発汚染水の海洋放出という間違った決定を撤回し、海洋放出の準(zhǔn)備作業(yè)を進めるのを止めるべきだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月16日