北京市にある中國人民銀行の前を通り過ぎる市民。（撮影?蔣啓明）

中國で住宅ローン金利の參考とされる5年以上の最優(yōu)遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）が、このほど引き下げ調(diào)整された。中國新聞社が伝えた。

中國人民銀行（中央銀行）が権限を授與した銀行間資金調(diào)達センターが20日に発表した最新のLPRは、1年物が3.7％で前回調(diào)整から據(jù)え置き、5年物以上が4.45％で前回から15ベーシスポイント（bp）引き下げられた。2019年8月にLPR改革が行なわれてから、5年物以上のLPRの引き下げ調(diào)整は5回行なわれ、4.85％から4.45％まで引き下げられた。

専門家の指摘によると、企業(yè)向け貸し出しと異なり、個人の住宅ローンは期間が長く、現(xiàn)在のローン金利は5年物以上のLPRと連動するものが99％を超える。5年物以上のLPRが低下すると、硬直的または買い換えの住宅ニーズをサポートする上で有利であり、個人の住宅ローンの金利負擔が軽減され、投資と消費とマクロ経済の基本面が安定し、不動産市場の安定した健全な発展を促進することになるという。

専門家の試算では、既存の住宅ローンを貸出額50萬元（1元は約19.1円）、返済期間30年間、元利均等返済として計算すると、毎月の返済額が平均約45元減り、今後30年間で約１萬6千元の金利負擔が軽減されるという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月21日