夏本番の7月、雲(yún)南省大理白(ぺー)族自治州洱源県茈碧湖の湖畔にある農(nóng)家の池では、「茈碧花(ヒツジグサ)」の花が開花シーズンを迎えていた。茈碧花は、別名「茈碧蓮」とも言い、茈碧湖に分布していることからこの名がつけられたスイレン科スイレン屬に屬する多年生の水草植物。ヒツジグサの花は、毎日正午が近づくと開花し、午後になるとしぼむことから、「子午蓮」とも呼ばれている。人民網(wǎng)が伝えた。
茈碧湖はかつて、ヒツジグサの花で埋め盡くされていたが、ヒツジグサの生長(zhǎng)條件が極めて厳しいうえ、魚類にとってはとっておきの御馳走であり、さらには生長(zhǎng)スピードが緩慢であることから、今では茈碧湖でヒツジグサの花の姿を目にすることは非常に難しくなった。湖周辺の農(nóng)家は、數(shù)年前から、絶滅の危機(jī)に瀕しているヒツジグサを保護(hù)するため、自発的に花を自宅內(nèi)に植え、世話をすることで、顕著な成果をあげている。専門家は、この2年の間に、蒼山や洱源にある他の湖で原生のヒツジグサを発見しており、ヒツジグサの保護(hù)事業(yè)に新たな希望がもたらされている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月28日