中國(guó)文化?旅游(観光)部(省)が発表した「2022年観光スポット質(zhì)向上事例集」には、「中國(guó)一の水郷」と呼ばれる江蘇省蘇州市の周荘鎮(zhèn)が、ナイトツアーが大人気となったことを理由に選出されている。中國(guó)では近年、伝統(tǒng)的な街並みの殘る観光スポットが「同質(zhì)化競(jìng)爭(zhēng)」の傾向にあるほか、発展のボトルネックに直面しているものの、周荘は「ナイトタイムエコノミー」に目を付けて、周荘全域の観光資源に効果的に息を吹き込んでいる。新華社が報(bào)じた。

周荘鎮(zhèn)は、光のショーやアートデザインなどを活用して街に活気を與えているほか、夜間の漁やナイトショー、ナイトパーティー、夜の座禪、夜の舟遊びといった特色ある體験を打ち出すと同時(shí)に、伝統(tǒng)的な街並みを美しくライトアップして幻想的な世界を作り出す「花巷雨巷」や「魚(yú)池岸光影水巷」といった必見(jiàn)のナイトツアースポットも打ち出している。

また、周荘鎮(zhèn)は文化やスポーツ、観光の融合発展に取り組み、中秋燈會(huì)（ランタンフェスティバル）、周荘國(guó)際観光フェスティバルといったイベントを企畫(huà)し、「夜の周荘」を文化観光ブランドにしている。

深センから旅行に來(lái)たという「00後」(2000年以降生まれ)の王心怡さんは、「夜の周荘はとても素?cái)?。川に小さな橋がかかる水郷の景色のほか、アイデアあふれる文化クリエイティブグッズもたくさんあり、若者にぴったり」と話す。また、重慶から來(lái)たという観光客?陳雪梅さんは、「夜の周荘は、數(shù)年前よりずっと賑やかになった。観光客のグルメ、宿泊、観光、ショッピングといったニーズを満たすことができるようになっている」と話した。

統(tǒng)計(jì)によると、2019年に周荘景勝地を訪れた観光客は延べ550萬(wàn)人以上で、うち夜の観光客が前年同期比30％増の延べ200萬(wàn)人以上に達(dá)した。また、1泊以上滯在する観光客の割合が35％、古い街並みの殘るエリアの民泊施設(shè)?旅館の平均稼働率が60％に達(dá)し、飲食?宿泊業(yè)者の収入は50％以上増えた。2020年の景勝地?観光市場(chǎng)は、コロナ感染拡大が抑制された後の回復(fù)狀況が比較的良く、夜間の観光客は2019年の80％以上にまで回復(fù)した。また、今年5月24日に、周荘鎮(zhèn)が観光客受け入れを再開(kāi)してからは、夜の観光客が延べ約5萬(wàn)人以上となり、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、2021年に比べてやや増加した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年8月29日