中國最北端の高速鉄道駅「伊春西駅」の建設(shè)が今月24日、本格的に始まった。これにより、中國の高速鉄道建設(shè)の緯度がさらに北上したことになる。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
黒竜江省の哈爾浜(ハルビン)市と伊春市を結(jié)ぶ「哈伊高速鉄道」の鉄力市‐伊春市區(qū)間は、黒竜江省の中部に位置し、現(xiàn)時點(diǎn)で中國で建設(shè)されている最北端の高速鉄道となっている。同區(qū)間は全長111.4キロで、設(shè)計(jì)時速は250キロ。鉄力駅、日月峽駅、伊春西駅の3駅が設(shè)置される。今回著工した伊春西駅は、伊春市鳥翠區(qū)伊春発電所南側(cè)に位置し、駅の総建築面積は約1萬9985平方メートル。最大収容人數(shù)は旅客1500人で、2プラットフォーム、4線が設(shè)置されることになっている。
黒竜江省東北部の小興安嶺山脈奧地に位置する伊春市は、森林面積が占める割合が世界最大の都市の一つで、森林率は84.7%に達(dá)し、「中國林都」と稱されている。
「哈伊高速鉄道」鉄力市‐伊春市區(qū)間の沿線には、不連続的永久凍土帯が分布している。伊春西駅の建設(shè)現(xiàn)場の永久凍土の層は厚さ2.9メートルで、建設(shè)の難度は非常に高い。建設(shè)業(yè)者は、哈爾浜工業(yè)大學(xué)科學(xué)研究チームと共同で中國初の防凍害材料新技術(shù)課題研究を展開し、新技術(shù)を駆使して軟弱な地盤を強(qiáng)化し、基礎(chǔ)の凍害防止措置を講じた。
「哈伊高速鉄道」鉄力市‐伊春市區(qū)間の先行工事は2021年4月に始まった。全線開通後、哈爾浜から伊春の所要時間は現(xiàn)在の7時間から2時間以內(nèi)に大幅に短縮され、哈爾浜を中心とした2、3時間交通圏に組み込まれ、旅客に一層便利なアクセスが提供される。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月25日