湖南省湘西土家（トゥチャ）族苗（ミャオ）族自治州鳳凰県でこのほど、磁気浮上式観光特急線が正式に運(yùn)営を開始した。これにより、鳳凰県は中國(guó)で唯一、磁気浮上式鉄道が走る県級(jí)都市と観光地となった。

鳳凰県は、文化遺産保護(hù)制度「國(guó)家歴史文化名城」に認(rèn)定されており、歴史的景観やミャオ族トゥチャ族の文化遺産が優(yōu)れた狀態(tài)で保存されていることで非常に有名だ。なかでも明代の嘉靖35年（1556年）に建設(shè)され、歴史の移り変わりを見守って來た「鳳凰古城」は今もその風(fēng)格を殘している。

鳳凰県の磁気浮上式観光特急線は全長(zhǎng)9.1キロで、設(shè)計(jì)最高速度は時(shí)速100キロ。4駅が設(shè)置され、主に高速鉄道駅や鳳凰古城、及びその近くの観光スポットを結(jié)ぶことになる。乗車料金は58元(1元は約19.8円)で、4日間乗り放題となる。

鳳凰県に旅行に來るのは2回目という李自強(qiáng)さんは、「何年も前に初めて來たときは、高速鉄道も、磁気浮上式観光特急線も開通していなかったので、湖南省長(zhǎng)沙市から何時(shí)間も車を走らせてまず吉首市まで移動(dòng)し、そこからバスに乗り換えて鳳凰古城まで行かなければならなかった。でも、今は高速鉄道も、磁気浮上式観光特急線もできたので、鳳凰県に旅行に來るのはとても便利になった。磁気浮上式観光特急線も快適で、沿線の美しい景色を眺めることもできる」と話していた。

磁気浮上式観光特急線は設(shè)計(jì)から施工、製造、運(yùn)営?メンテナンスに至るまで、獨(dú)自の知的財(cái)産権を有している。

「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月15日