（畫像提供は新華社）

11月にインドネシア?バリ島で開催される主要20ヶ國?地域（G20）サミットで、インドネシアはジャカルタ-バンドン高速鉄道の建設(shè)の成果を世界に披露することになる。10月16日には全線ですべての箱桁架設(shè)作業(yè)が終わり、これにより同鉄道は全線でレール敷設(shè)の準(zhǔn)備が整った。

ジャカルタ-バンドン高速鉄道は「一帯一路」（the Belt and Road）イニシアティブの下、中國とインドネシアが協(xié)力して進(jìn)めたシンボル的プロジェクトで、両國企業(yè)が合弁により共同で建設(shè)を請け負(fù)い、インドネシアの首都ジャカルタと4番目に大きな都市であるバンドンを繋ぐ。インドネシアの通信社アンタラの報(bào)道によると、同鉄道の全長は142.3キロメートルに達(dá)し、予定では2023年6月に正式に運(yùn)行をスタートし、完成すれば東南アジアで最初の高速鉄道になるという。

同鉄道プロジェクトを請け負(fù)った中國電力建設(shè)集団のプロジェクト責(zé)任者の張進(jìn)科さんは取材に、「施工の過程で、現(xiàn)地の政府関係者、関係機(jī)関の人々、住民がたびたび現(xiàn)場を見學(xué)に訪れており、インドネシア社會(huì)全體でこの鉄道の完成に期待を膨らませている。私たちは現(xiàn)地で約1萬5千人の雇用を生み出し、各種技術(shù)者を大量に育成した」と話した。

海南大學(xué)「一帯一路」研究院の梁海明院長は、「ジャカルタ-バンドン高速鉄道は全線にわたって中國の高速鉄道技術(shù)?基準(zhǔn)を採用しており、これは世界中に中國の高速鉄道の質(zhì)の高さと実用性を証明するものになる」と述べた。

沿線都市の経済成長を牽引

米オンライン雑誌「ザ?ディプロマット」の報(bào)道によれば、インドネシアのジョコ大統(tǒng)領(lǐng)は13日にバンドンで同鉄道の総合検査列車を視察した際、「ジャカルタ-バンドン高速鉄道は人と貨物の流動(dòng)性をスピードアップし、インドネシアの競爭力を高めるだろう」と述べた。またジョコ氏は、「この高速鉄道が開通すれば、多くの業(yè)界が恩恵を受け、ジャカルタとバンドンにも新たな経済成長源が誕生するだろう」と予測した。

またロイター通信の報(bào)道によれば、ジョコ大統(tǒng)領(lǐng)は同鉄道がASEAN初の高速鉄道であり、今後さらに空港や他の鉄道と接続して、ASEAN諸國間のコネクティビティを高める可能性があるとも言及している。

専門家は、「中國?インドネシア間の戦略的協(xié)力は中國-ASEANの協(xié)力の深化にとって重要な展示の役割とモデルの役割を果たすだろう」との見方を示した。

前出の梁氏は、「ここ數(shù)年、ASEANは中國にとって1番目の貿(mào)易パートナーであり、ジャカルタ-バンドン高速鉄道の開通によってASEAN諸國は中國製品に対する信頼をますます高め、中國とASEAN諸國との経済貿(mào)易往來がさらに推進(jìn)されることになるだろう」と述べた。

中國國際問題研究院の唐奇芳副研究員は、「ジャカルタ-バンドン高速鉄道は優(yōu)れた『展示型』プロジェクトだ。インドネシアは島國で、人口密度が高く、ここでは高速鉄道の輸送力が十分に利用されることになる。このことはまさに『一帯一路』が持つ各地の実情を踏まえて最適な方法を取って、現(xiàn)地に恩恵をもたらすという特徴を體現(xiàn)している」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月27日