世界で初めて開発された「アーチ梁非接觸式文化財(cái)全體移動技術(shù)」を採用し、中國の現(xiàn)在までの水中考古學(xué)で発見されている最大の木製沈沒船「長江口2號」が21日、長江河口域で引き揚(yáng)げられた。新華社が伝えた。

20日に撮影された「長江口2號」古船の全體引揚(yáng)現(xiàn)場（ドローンで撮影）。

長江口2號を探し、それを引き揚(yáng)げる中で、科學(xué)者は業(yè)界を跨ぐチームを結(jié)成し、中國の水中考古學(xué)に畫期的な技術(shù)を?qū)毪?、多くの技術(shù)的イノベーションを生み出した?！妇！攻伐戛`ズ無人船は、長江口2號の位置、埋沒狀況、周辺環(huán)境をスマートに探査した。海底の極めて微弱な「波動エネルギー」を採取し、長江口2號及び船內(nèi)の文化財(cái)を長時(shí)間にわたりモニタリング?保護(hù)する水中設(shè)備の充電を行った。コンピューターにより長江河口域の歴史的な移り変わりをシミュレートし、長江口2號の沈沒の原因を解明しようと試みた……。

水中発掘は環(huán)境が複雑で、難易度が極めて高い。長江河口域は水が濁っており、価値ある文化財(cái)の畫像撮影がほぼ不可能で、考古學(xué)チームにとって大きな試練となった。

長江口2號プロジェクトを擔(dān)當(dāng)する上海文物保護(hù)研究センターの翟楊副センター長は2014年に、上海大學(xué)無人船工學(xué)研究院に、「長江河口域の非常に濁った水域でも海底の文化財(cái)を撮影できる、スマートな水中撮影システムを作ってもらえないか」との要請を出した。

11月20日、長江口2號の引揚(yáng)作業(yè)に參加する上海大學(xué)の「精?！篃o人船。（畫像提供は取材先）

その後8年の長きにわたり、上海大學(xué)無人船工學(xué)研究院の院長を務(wù)める80後（1980年代生まれ）の女性の彭艶氏が50人以上の研究チームを率い、困難に立ち向かい、「水中沈沒船自動識別補(bǔ)助システム」や、世界初の「スマート化立體サンプリング無人船」、「ロボット水中発掘設(shè)備」などの科學(xué)研究成果を次々と研究開発し、長江口2號の水中発掘を持続的に推し進(jìn)めた。

ところが撮影された水中動畫では、染付や陶缶がぼんやりしており輪郭しか見て取れず、色や模様などの細(xì)部がまったく見えなかった。

同研究院の李暁毛チーフエンジニアは畫像処理に長けており、試験を繰り返し畫質(zhì)向上の方法をようやく見つけた。この新技術(shù)により、水中で撮影された染付の畫像が瞬時(shí)にして鮮明になった。

11月20日、長江口2號引揚(yáng)現(xiàn)場で検出器の調(diào)整を行う上海大學(xué)無人船チーム。（畫像提供は取材先）

彭氏は國家傑出青年科學(xué)基金の受賞者で、彼女が率いるチームの年齢は20代～50代にわたり、常に中國の海洋の第一線で奮闘する學(xué)際的な技術(shù)チームで、制御工學(xué)、人工知能（AI）、機(jī)械、コンピューター科學(xué)、力學(xué)、數(shù)學(xué)など多くの専門分野が含まれる。

彭氏は、「上海大學(xué)のチームは現(xiàn)在、水中考古學(xué)AI知識マップの構(gòu)築を急いでいる。このAI水中考古學(xué)知識マップは、中國の歴史、人文、地理、海洋及び文化財(cái)関連の大量のデータを保存できる。AIは自ら各種畫像、テキスト、動畫、文字を分析?統(tǒng)合し、名探偵シャーロック?ホームズのように水中考古學(xué)のためにさまざまな手がかりを整理してくれる」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月22日