「3、2、1、出発！」。テンションが高まった鉄道ファンがカウントダウンする中、11月27日午前8時58分、中國山東省青島市四方列車のQ-train(Urban Lines Vision Train)の初運行となる特別列車が、香港の鉄道路線システム?MTR?観塘線の彩虹駅から出発した。中國新聞網(wǎng)が報じた。

鉄道ファンの林さんは取材に対して、「1本目の列車に乗ることができて、とてもうれしい。Q-trainと、これまでの列車の最大の違いは車內(nèi)の路線図。他の車両は點滅しているのに対して、Q-Trainは動く路線図になっている。それと車內(nèi)がゆったりとした作りになっている」と話した。

市民の李さんは、「M-Train(メトロキャメル電車)にはたくさんの思い出があるものの、すでに數(shù)十年運行しているので、新しい車両に変える時が來た」と話し、車內(nèi)で周りの友人にQ-trainの新機(jī)能や変化を説明していた。そして、取材に対して、「新車両が今日導(dǎo)入されると聞いて、友達(dá)數(shù)人に聲を掛けて、一緒に乗りに來た。彩虹駅から調(diào)景嶺総駅まで乗って、アップデートされた新車両の機(jī)能を體感したい」と語った。

Q-Trainの1本目の列車に乗った市民は、「安全で、かっこよくて、快適」と、絶賛していた。MTRの責(zé)任者は取材に対して、「1本目の特別列車に乗客約700人が乗った。新車両は、ドア近くの立つスペースを広くして、乗客が乗り降りしやすいようにしているほか、LEDのライトを全面的に採用し、人體工學(xué)にマッチしたデザインの座席、動く路線図も導(dǎo)入している。また、スマートサービス機(jī)器による列車走行データのリアルタイムモニタリングも導(dǎo)入している。來年には、観塘線の全ての列車がQ-Trainに入れ替えられる予定だ」と説明した。

MTRはすでにQ-Train93本を購入しており、その數(shù)は全車両の約3割を占める。MTRの責(zé)任者は、「Q-Trainは、観塘線以外の路線にも段階的に導(dǎo)入されることになっている。1979年から香港特區(qū)で走って來た英國製のM-Trainとの入れ替えが、2029年に全て完了する計畫」と明らかにした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月29日