中國の秦剛駐米大使は26日、米誌「ナショナル?インタレスト」に「中國の世界観」と題して寄稿した。人民網(wǎng)が伝えた。

秦大使は寄稿で「人類運(yùn)命共同體を世界観とすることは、改革開放、協(xié)力?ウィンウィンの発展の道を選択することを意味する。過去10年間で、中國の自由貿(mào)易試験區(qū)の數(shù)は0から21へ、自由貿(mào)易協(xié)定の數(shù)は10から19へと増えた。これには、世界最大規(guī)模の自由貿(mào)易圏である地域的な包括的経済連攜（RCEP）協(xié)定も含まれる。また、外資の參入前內(nèi)國民待遇を全面的に実施し、ネガティブリストは93項(xiàng)目から31項(xiàng)目まで減らした。マーケットエンティティの數(shù)は1億6000萬へと増加した。世界銀行の報告書によると、中國のビジネス環(huán)境ランキングは10年間で65位上昇し、31位になった」と指摘。

「また、人類運(yùn)命共同體を世界観とすることは、平和的発展路線を選択することを意味する。中國の発展は世界平和を守るパワーの成長を意味し、いわゆる『現(xiàn)狀を変えてしまう』パワーが拡大しているわけではない。臺灣海峽情勢の緊張では、中國側(cè)が現(xiàn)狀を変えようとしているのではなく、『臺灣獨(dú)立』勢力が『一つの中國』という現(xiàn)狀を変えようとし続けている。また、10年前の東中國海では、釣魚島（日本名?尖閣諸島）の『國有化』を企て、係爭棚上げという中日間の『現(xiàn)狀』を変えてしまったのは日本側(cè)だった。そして現(xiàn)在の南中國海情勢における現(xiàn)狀とは、域內(nèi)諸國が『南中國海における行動規(guī)範(fàn)（COC）』の協(xié)議を加速し、現(xiàn)実的意義のある有効な地域のルールをまとめるべく努力している狀態(tài)であり、中印國境における現(xiàn)狀とは、雙方が共に情勢緩和措置を講じ、國境地帯の平和と安寧を共同で維持している狀態(tài)だ」と強(qiáng)調(diào)した。

秦大使はさらに、「『民主と専制の対決』の観點(diǎn)で世界を見れば、キーワードになるのは分裂、競爭、衝突だが、運(yùn)命共同體の観點(diǎn)で世界を見るのであれば、最終的に選択されるのは開放、協(xié)力、ウィンウィンとなる。先ごろ、習(xí)近平國家主席はバイデン米大統(tǒng)領(lǐng)とのインドネシア?バリ島での會談で、『広大な地球は中米両國の発展と共同発展を受け入れることが完全にできる。中米関係は勝つか負(fù)けるかのゼロサムゲームであるべきではない。両國の共通利益は減ったのではなく増えた』と強(qiáng)調(diào)した」と指摘。

「今後の100年間においても、中米は依然として歴史?文化、社會制度、発展路線の異なる2つの大國であり続けるだろう。しかし、共に同じ世界にいるからには、互いに耳を傾け、現(xiàn)代の世界に対する根本的な見方を近づけ、相互尊重、平和共存、協(xié)力?ウィンウィンの道を探ることが必要であるし、それは完全に可能だ」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月28日