微信（WeChat）のミニゲーム「羊了個(gè)羊」に続き、最近、同じくミニゲームの「グースグースダック（Goose Goose Duck、中國(guó)名：鵞鴨殺）」が検索トレンドの常連となっている。人狼ゲームにも似たこのパーティゲームは、海外の小規(guī)模チーム「Gaggle Studios」が制作したもので、オンラインで4人から最大16人まで一緒に遊ぶことができる。

1月2日、「グースグースダック」はゲームへのアクセスが集中してサーバーがダウンしたことで検索ランクの1位になった。3日夜にも再びダウンし、多くのユーザーがゲームにアクセスできなくなり、微博（ウェイボー）のトレンド1位になった。原稿執(zhí)筆時(shí)點(diǎn)で、「グースグースダック」に関する投稿の閲覧數(shù)は4億回を超えている。

ゲームアナリストの張書楽氏は、「パーティゲームにはそれぞれ獨(dú)自のゲームスタイルがある。たとえばオフラインでも楽しめる『ラビッツ（瘋狂兎子）』や『オンラインの人狼ゲーム』と言える『グースグースダック』などは、本質(zhì)的には暇つぶしゲームや人との交流のためのゲームという楽しみ方をする。すぐに人気が出るが、広く人気を集めるのは難しい」と述べた。

張氏は続けて、「『グースグースダック』が中國(guó)市場(chǎng)で広く人気を集めているのは、テーブルゲームが人気を集める中で成長(zhǎng)してきたZ世代の中國(guó)人プレーヤーが、（こうしたみんなで楽しむタイプのゲームをする）習(xí)慣をある程度身につけ、ひと味違うこれまでにない體験に強(qiáng)い関心を抱いていることが大きな原因かもしれない」と述べた。

「グースグースダック」の人気の理由の1つは、いろいろな設(shè)定が用意され、人との交流面での効果を得られることだ。ゲームの大きな流れはグースたちで宇宙船を作って宇宙に行くタスクを完了することだが、ダックや他のトリが紛れていることもあり、プレーヤーは自分の屬する陣営ごとに、味方を見極め、力を合わせてタスクを完了させ、自陣を勝利に導(dǎo)くことを目指す。

第3陣営やさまざまな役職が設(shè)定されていることに加え、1ゲーム最大16人まで遊べる點(diǎn)も、「グースグースダック」のゲーム性をより高めている。ゲームのプロセスには思いがけない突発的な出來(lái)事が數(shù)多く待ち受けており、ライブ配信パーソナリティによるゲームの実況中継も非常にドラマチックで、たくさんの「笑える名場(chǎng)面」の動(dòng)畫が「bilibili」（ビリビリ）などの動(dòng)畫サイトで公開され、人気の動(dòng)畫は66萬(wàn)回も再生されている。こうしたことも「グースグースダック」の人気を押し上げた。

多くの人気ミニゲームと同じく、「グースグースダック」もライブ配信パーソナリティによって人気に火が付いたが、どのくらい人気が続くかはわからない。張氏は、「『グースグースダック』の人気がどこまで続くかのカギは、プレーの中で毎回新しい出會(huì)いがあると感じられるかどうか、新しい機(jī)能を継続的に解禁したりアップデートしたりできるか、新鮮な感じをキープできるかであり、制作チームのイノベーション能力と運(yùn)営能力が試されている」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年1月5日