中國(guó)人民銀行（中央銀行）が発表した今年1月の金融データによると、1月には人民元建ての預(yù)金が6兆8700億元（1元は約19.6円）増加し、そのうち個(gè)人預(yù)金が6兆2千億元増加して同期の過(guò)去最高を更新し、前年同期より7900億元増加した。

同行の「2022年第4四半期（10-12月）都市部預(yù)金者アンケート調(diào)査報(bào)告」を見ると、個(gè)人預(yù)金に対する意欲が高まり、昨年10-12月期の調(diào)査で「より多く貯金する」と答えた人が61.8％を占め、統(tǒng)計(jì)を取り始めてから最も高い割合になった。

個(gè)人預(yù)金が大幅に増加したのはなぜか。中信証券の明明チーフエコノミストは、「人々がこれまでにも増して個(gè)人預(yù)金に勵(lì)んだのには主に3つの理由がある。1つ目は経済環(huán)境が全體として不景気で、新型コロナウイルス感染癥の散発的な流行がたびたび起きていることから人々の消費(fèi)が振るわず、いざというときに備えるための預(yù)金が大幅に増加したことだ。2つ目は不動(dòng)産のリスクが拡散して人々の住宅購(gòu)入意欲が低迷し、それに関連する資金が銀行に流れ込んだことだ。3つ目は2022年末に銀行の資産運(yùn)用の解約ブームが起こり、リスク?アペタイトの低い大量の資産運(yùn)用資金が預(yù)金に回帰したことだ」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年2月17日