土づくりをし、防風(fēng)対策を講じ、水をやり、観察するなど、西洋人參を栽培して35年になるという李明航さんによると、滋養(yǎng)強(qiáng)壯の効果がある植物として有名な西洋人參は雨が多すぎても、少なくすぎてもだめで、特に夏場(chǎng)は手間暇かけて世話をする必要があるのだという。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

専用のビニールハウスで栽培されている西洋人參（撮影?蒼雁）。

肥沃な黒土の畑で農(nóng)作業(yè)が急ピッチで進(jìn)められている傍らで、李さんと合作社の農(nóng)家は「専用のビニールハウス」の設(shè)置を完了させた。吉林省樺甸市樺郊郷の山あいにあるこの8ヘクタールの中醫(yī)薬の薬草を栽培する薬用植物栽培園でも、急ピッチで作業(yè)が進(jìn)められていた。

吉林省において、中醫(yī)薬の材料となる薬草栽培の歴史は長(zhǎng)い。近年、中醫(yī)薬産業(yè)が急速に発展するにつれて、樺甸市のような長(zhǎng)白山の支脈上の県の行政中心地は、積極的に「中醫(yī)薬村」を作り上げ、薬草の栽培面積は拡大の一途をたどり、栽培者も増加し続けている。

統(tǒng)計(jì)によると、樺甸市の昨年の薬草栽培面積は約2萬(wàn)2807ヘクタール、生産量は2393.5トン、売上高は2億840萬(wàn)元(1元は約19.4円)、薬草栽培者は4300世帯以上に達(dá)している。

栽培されている薬草（撮影?蒼雁）。

ベテランの西洋人參栽培農(nóng)家である李さんは、これまで人材育成を3期にわたって取り組み、「億萬(wàn)長(zhǎng)者」を生み出してきた。「薬草栽培は経験が必要。近年、実地調(diào)査に來(lái)たり、技術(shù)を?qū)Wびに來(lái)たりする人が増加の一途をたどっている。作業(yè)をしている時(shí)も、攜帯電話が手放せない。近くの各郷?鎮(zhèn)で栽培されている薬草の種類は異なり、樺郊郷では西洋人參を栽培している」と説明する。

蘇現(xiàn)貴さん(42)が所屬する富貴薬草栽培合作社は、多岐にわたる業(yè)務(wù)を展開しており、土地の特徴や季節(jié)に合わせてホソバオケラやオニノヤガラ、黨參、キバナオウギなどを栽培している。

近年、長(zhǎng)白山の薬草は海外展開も加速させている。合作社には、地元の村民だけでなく、遼寧省や河北省といった地域から來(lái)た約100世帯のメンバーも參加している。合作社の中核となる人は、長(zhǎng)白山の栽培経験や品種を、広東省や浙江省などにシェアしている。

長(zhǎng)白山の支脈上にある吉林省磐石市もまた薬草栽培の長(zhǎng)い歴史を誇り、霊芝やオタネニンジン、チョウセンゴミシ、シャクヤク、貝母などを栽培している。

薬草栽培者の李徳寶さんの栽培面積は今年約173ヘクタールに達(dá)し、栽培している薬草の種類も13種類にまで増えた?！附袷袌?chǎng)はとても盛り上がっている。ブローカーや製薬會(huì)社が『爭(zhēng)奪戦』を繰り広げている品種もある」という。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年6月13日