米國ワシントンに本部を置く國際通貨基金（IMF）は現地時間の25日、「世界経済見通し」の修正した內容を発表し、2023年グローバル経済成長率予測を3.0％に上方修正した。4月の予測値より0.2ポイント高くなった。

IMFは23年と24年のグローバル経済成長率をいずれも3.0％と予測し、23年の予測値は今年4月の予測値から引き上げ、24年は4月の予測値を據え置いた。

具體的に見ると、先進エコノミーの今年の成長率は1.5％、來年は1.4％と予測する。米國は今年は1.8％、來年は1.0％、ユーロ圏は今年は0.9％、來年は1.5％とする。新興市場と発展途上エコノミーは今年は4.0％、來年は4.1％とする。中國経済の今年の成長率は5.2％、來年は4.5％に達する見込みだ。

IMFは、「23年にグローバル経済予測を前回の予測値よりも上方修正したが、従來の基準で考えれば、成長の勢いは依然として弱く、各國がインフレ対抗策として採用した利上げ政策が引き続き経済成長の足を引っ張っている」との見方を示し、今後については、「世界全體のインフレ率は22年の8.7％から23年は6.8％に低下し、2024年は5.2％に低下するとみられるものの、新型コロナウイルス感染癥発生前の約3.5％の水準を上回る高い狀態(tài)が続くだろう」との見方を示している。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年7月26日