黒竜江省北部にある國(guó)境都市の黒河市では、中國(guó)?ロシア間の団體旅行の観光客を?qū)澫螭趣筏繓嗽^（ビザ）の相互免除措置が再開(kāi)され、船に乗れば7分ですぐに國(guó)境の川を渡り、互いの國(guó)を行き來(lái)できるようになっている。15日早朝、市內(nèi)の朝市は訪れた多くの人で賑わい、あちこちから美味しそうな匂いが漂い、作り立ての豆乳や果物、茶卵など、數(shù)々のグルメが人々の食欲をそそっていた。店の中には中國(guó)語(yǔ)とロシア語(yǔ)の看板を出すところが多く、國(guó)境を越えて朝ご飯を食べに來(lái)たロシア人観光客を迎え入れていた。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

2023年9月21日、中國(guó)?ロシア雙方の友好協(xié)議を経て、同市は団體観光客へのビザ相互免除措置を再開(kāi)。それまで同措置は世界的な新型コロナウイルス感染癥の影響により一時(shí)的に停止されていた。同市は中國(guó)國(guó)境エリアで対外開(kāi)放を果たした最初の都市の1つとして、ロシアのブラゴヴェシチェンスク市とともに「中ロツイン都市」などと呼ばれており、両都市は最も近いところは直線距離で數(shù)百メートルしか離れていない。

黒河市の朝市でできたての包子を味わうロシア人観光客（撮影?孫旭）。

中國(guó)の東北地方の朝市は品物の値段が安いことでよく知られており、新鮮で良質(zhì)な野菜や果物、肉、卵、魚(yú)のほか、手ごろな価格の靴や帽子、雑貨、特産品など実に様々な商品が売られているため、大勢(shì)の観光客が朝市を散策して現(xiàn)地の風(fēng)土、人情、活気に觸れている。ロシア人観光客のスヴェータさんは、「中國(guó)グルメのほとんどはロシアにはないものだ。朝ご飯を食べたら買い物や観光をして、楽しい週末を過(guò)ごそうと思う」と話した。

黒河市の朝市で包子を買い求めるロシア人観光客（撮影?孫旭）。

日曜日だった 10月15日には、店も客もいつもより早い時(shí)間から動(dòng)きだし、同市の朝市も夜がまだ明けきらない頃から照明が點(diǎn)いて営業(yè)が始まっていた。朝市で小籠包を売って20年になるという武玉雙さんは、「特に多いのはロシア人だ。彼らは中國(guó)の小籠包が好きで、うちの店に來(lái)るのはリピーターばかり」と話した。

黒河市の朝市で売られていたサクサクの皮に中はもっちりのごま揚(yáng)げ団子（撮影?孫旭）。

ロシア人観光客のセルゲイさんは友人達(dá)とテーブルを囲み、テーブルにはタマゴバーガー、果物、豆乳、茶卵がずらりと並んでいた。セルゲイさんは、「前に北京、上海、哈爾浜（ハルビン）に行ったことがあり、どこも美しい都市だった、黒河の朝市のタマゴバーガーはおいしくて、一口食べると卵と肉の味が広がり、とても気に入っている」と話した。

黒河市の朝市を散策するするロシア人観光客（撮影?孫旭）。

「餡焼（肉や野菜入りの中國(guó)風(fēng)パイ）」の屋臺(tái)を経営する曲乃雲(yún)さんは屋臺(tái)の前で、「うちはロシア語(yǔ)の看板を出しているが、実はロシア人観光客は中國(guó)語(yǔ)を話せる人が多く、東北方言までマスターしていて、いつも互いの國(guó)の面白い話をして雑談している。國(guó)境が開(kāi)いてから商売はさらに好調(diào)で、今年はロシアからの団體の観光客も多い」と話した。

上空から撮影した黒河市の朝市（撮影?孫旭）。

団體旅行のビザ相互免除措置が再開(kāi)されると、黒河市の通関地は出入國(guó)者數(shù)が目に見(jiàn)えて増加した。統(tǒng)計(jì)によれば、このほど終了した中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月29日）と國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日、10月1日）に合わせた8連休に、同市が受け入れた観光客は60萬(wàn)人を超え、2019年の184.9％まで回復(fù)した。出入國(guó)者は延べ1萬(wàn)4683人で、1日あたりの出入國(guó)者數(shù)が連日2000人を超えた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年10月17日