中國航天科技集団が8日、同集団第五研究院529工場が開発した壁畫の殺菌が可能なロボットがこのほど、中國第1回文化財(cái)保護(hù)技術(shù)設(shè)備応用展でお披露目されたと明らかにした?？萍既請?bào)が伝えた。

同ロボットは高エネルギー電子ビーム照射殺菌裝置を搭載できる移動(dòng)可能な殺菌設(shè)備だ。各殺菌エリアをフレキシブルに行き來でき、ロボットアームにより末端の上下運(yùn)動(dòng)と上向き?下向きを?qū)g現(xiàn)した。文化財(cái)の安全を保護(hù)する前提で、壁畫全體の死角を殘さない殺菌を行い、有害微生物に逃げ場を與えない。

壁畫は大まかに石窟壁畫、墓葬壁畫、寺観壁畫に分かれる。墓葬壁畫は常に地下に深く埋まっていることから、大量の微生物が高濕度環(huán)境で増殖し、壁畫の退化を早める上、墓室空間は一般的に狹く、整理と保護(hù)の際に慎重さが欠ければ壁畫の二次障害を引き起こすことがあるため、保護(hù)の難易度が極めて高い。

2020年、敦煌研究院は筆頭となり、國家重點(diǎn)プロジェクトの一つである「墓葬壁畫の現(xiàn)地保護(hù)の重要技術(shù)の研究」を立ち上げた。第五研究院529工場は要請を受けて高エネルギー電子ビーム照射殺菌裝置を搭載できる移動(dòng)可能な殺菌設(shè)備の開発を引き受けた。開発チームは壁畫本體が脆弱で、墓室に通じる通路が狹く、丸天井の構(gòu)造が複雑で、地下の濕度が高く、地面が凸凹しているといった応用環(huán)境の難題を克服し、開発任務(wù)を無事遂行し、移動(dòng)可能なロボット設(shè)備開発技術(shù)の文化財(cái)保護(hù)、スマート検査、殺菌分野での拡張応用を?qū)g現(xiàn)した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月9日