9月19日から21日までの3日間、湖北省十堰市で開催された「2025新エネ車部品交易會(huì)」では、約5萬平方メートルの展示エリアに、中國國內(nèi)外の新エネ車関連の企業(yè)312社が集まり、電気自動(dòng)車用蓄電池や車載用デバイスチップ、コントロールシステムなど、自社の「代表的な製品」を展示し、テクノロジービジネスを取扱う「マーケット」のようなムードを漂わせた。

東風(fēng)商用車有限公司が展示した新しいエンジンとトランスミッション（撮影?石歓）。

會(huì)場では、東風(fēng)商用車有限公司が出展したスマートコントローラーが注目を集めた。同社のエンジニア?王博宇氏によると、「新エネ商用車は、バッテリー駆動(dòng)時(shí)間に対する要求が高いものの、電池パックを大きくしていくと、荷物を積載する空間が小さくなるほか、車も重くなってしまう。當(dāng)社の研究開発は、スマート化制御を通して、省エネを促進(jìn)するというのがコンセプト。次世代炭化ケイ素（SiC）チップを?qū)毪筏?、自?dòng)車のエネルギー利用率を高め、テストではエネルギーを5％削減できることが確認(rèn)されている」という。

交易會(huì)に參加した専門家によると、中國の新エネ車産業(yè)は、すでに政策主導(dǎo)から、市場主導(dǎo)、イノベーション主導(dǎo)へとシフトしている。近年、動(dòng)力電池の単體コストは30％低減し、壽命は40％高まり、充電速度は3倍以上高まった。こうした成果は、新エネインフラの研究開発と密接な関係がある。

湖北萬潤新エネルギー科技股份有限公司は長年にわたり、新型エネルギー貯蔵の分野を深く研究してきた。同社は今回、800kW全水冷スプリット直流充電ポールの新製品発表會(huì)を、交易會(huì)で開催した。これまでの製品と比べると、ノイズが小さくなり、壽命は長くなっているという。

同社のスマート充電事業(yè)部の責(zé)任者?曹軍輝氏は、「近年、中國の新エネ車のニューモデルが続々と登場し、新しい各種充電?放電のニーズも生じ続けている。それはファーストフードのようで、さまざまな好みの客のニーズを満たさなければならず、技術(shù)のアップデートを促進(jìn)している」とした。発表會(huì)が終わると、完成車メーカーの代表が曹氏を取り囲み、実店舗に高効率の充電ポールを?qū)毪工毪伽?、商談を行っていた?/p>

交易會(huì)で出展企業(yè)と商談を行う外國人クライアント（撮影?宋立崑）。

外國人たちも、商機(jī)を求めて、湖北省北西部の自然の景色が美しい十堰市にはるばるやって來た。アルジェリアの自動(dòng)車メーカーのイブラヒム?ラバッチ?xí)Lは、「當(dāng)社は湖北省盾甲専用汽車製造有限公司と昨年から提攜して以降、取引額が4億元（1元は約20.8円）に達(dá)している。中國の會(huì)社の改造関連の製品は、アルジェリアのニーズと完全にマッチしており、ユーザーに喜ばれ、受け入れられている」と語った。今回の交易會(huì)には、英國、イタリア、ガーナなどのバイヤーチーム、及び米國、カナダ、ロシアといった國の商協(xié)會(huì)の代表約160人が參加した。

武漢理工通宇新源動(dòng)力有限公司の展示ブースを取材したところ、今回、同社は提攜の商談や商機(jī)の模索のほか、調(diào)査を展開し、把握した問題を?qū)g験室へと持ち帰ったことが明らかになった。

同社の張梓梁副総経理は、「私たちは大學(xué)に育てられた。そして、今でも大學(xué)と繋がりがあり、毎年、母校の武漢理工大學(xué)と協(xié)力している。そして、これまでに工學(xué)の問題を10項(xiàng)目以上解決してきた。當(dāng)社は社員約300人の小さな會(huì)社であるものの、『産學(xué)研（企業(yè)?大學(xué)?研究機(jī)関）』の緊密な連攜のおかげで、中國の複數(shù)の一流自動(dòng)車ブランドのサプライヤーとなっており、年間売上高は年々増加している」と説明する。

今回の交易會(huì)で行われた會(huì)場で展示し、商談し、調(diào)印するという「マーケット」のような企業(yè)のマッチングスタイルは、非常に効果的なビジネスチャンスとなった。交易會(huì)組織委員會(huì)の統(tǒng)計(jì)によると、3日間で、プロジェクト27件の調(diào)印が行われ、プロジェクト総額は90億元以上に達(dá)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年9月24日