北京と広州を結(jié)ぶ高速鉄道「京広線」には、ベッド860床が全て進(jìn)行方向と平行に配置された高速寢臺列車が導(dǎo)入されており、夜間だけ運(yùn)行している。それは北京西駅と深セン北駅間を往復(fù)するD901/902號で、総走行距離は2424キロだ。

中國では國慶節(jié)（建國記念日、10月1日）と中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は10月6日）に合わせて10月1日から8日までが8連休となるが、連休前の9月30日のほか、10月1日、10月2日、10月7日、10月8日に、この高速寢臺列車が増発される予定となっている。列車を利用したい場合は、鉄道アプリ12306でチェックすることができる。

カーテンを閉めると窓付きの個(gè)室に

D901/902號には、CRH2E型高速列車車両が使われており、16両編成で、最高時(shí)速は250キロ。全てのベッドが進(jìn)行方向と平行に配置されており、通路を挾んで左右に設(shè)置されている。

同列車は9號車が食堂車となっているほかは、全てが寢臺列車で、定員は880人。一般的な寢臺列車と比べて、ベッドが30％以上多く設(shè)置されている。また平行配置されていることで、車両は広々としていて、各ベッドに獨(dú)立した車窓があり、外から見ると、2階建車両のように見える。全てのベッドに、遮光カーテンが設(shè)置され、マグネット付きのカーテンは寢臺スペースの両側(cè)の壁にぴったりくっつけることで、「個(gè)室」になるように設(shè)計(jì)されている。夜に出発する列車に乗る旅客はベッドでゆっくり休み、朝になると目的地で新しい1日の活動(dòng)を始めることができるため、ネットユーザーは「移動(dòng)するホテル」と呼んでいる。

ネットユーザーからは、「平日にもこの列車を運(yùn)行してほしい」や「是非乗ってみたい」という聲が寄せられている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年9月28日