最近SNSで、「おばさんは親切だっただけでなく、とても機(jī)転が利いていた」というスレッドで、大連理工大學(xué)の食堂で働く女性が大きな話題になっている。

そもそもの話はこうだ。ある學(xué)生が大學(xué)內(nèi)で広く利用するキャンパスカードをうっかり落としてしまい、學(xué)生生活管理アプリでカードの利用記録をチェックし、どこにあるか探そうとした。すると使用記録の最後の2回がいずれもキャンパス內(nèi)の博留食堂になっており、その2回とも利用金額が0.01元（1元は約20.9円）だった。

実はカードを拾ったのは食堂のおばさんで、食堂でごくわずかな金額の利用記録を殘すことで、持ち主にカードの所在地をわからせようとしていたのだ。

おばさんの機(jī)転は多くの大學(xué)生を「ものすごく感動(dòng)」させただけでなく、「おばさん、賢すぎ！」とコメントする學(xué)生もいたほどだった。

そんな「賢すぎる」食堂のおばさんである楊さんによると、「食事に來(lái)た學(xué)生がカードを落としてしまうことは結(jié)構(gòu)あることで、拾った場(chǎng)合は、まずは食堂の忘れ物コーナーに置いて、學(xué)生が來(lái)たらすぐにわかるようにしている」のだという。

ただ、學(xué)生たちはどこで落としたのか必ずしも思い出すとは限らない。そこでこれまでの経験を踏まえて、0.01元の利用記録を殘す方法で學(xué)生に知らせようとしたのだという。楊さんはマネージャーと相談した上で、この方法は有効かもしれないということになり、実施し始めるようになったのだという。

楊さんの機(jī)転の利いた対応は、學(xué)生たちにとって溫かなサポートになっただけでなく、大學(xué)の各食堂もこれを真似て「0.01元の利用でカードの所在地を知らせる方法」を採(cǎi)用することにした。今後は萬(wàn)が一、生活全般に関わるキャンパスカードをなくしたとしても、職員が0.01元の利用記録を殘してカードの所在地を教えてくれることになる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年9月30日