日本の新政権が抱える潛在リスク「閣外協(xié)力」とは?
日本では21日の臨時(shí)國會(huì)で首相指名選挙が行われた。自民黨の高市早苗総裁が自民黨と日本維新の會(huì)の支持を受けて衆(zhòng)參両院で勝利し、第104代首相に選出され、日本初の女性首相となった。新華社が伝えた。
高市氏は最終的に當(dāng)選を果たしたものの、參議院の第1回投票では過半數(shù)の議員の支持を得られず、決選投票に臨まざるを得なかった。これは、「自民?維新連立」政権の発表した政策に賛同しない議員が半數(shù)以上いることを示しており、新政権に対する態(tài)度の表れであると分析されている。
「閣外協(xié)力」に潛むリスク
今回の高市氏率いる「自民?維新連立」政権は、自民黨にとって初めて維新の會(huì)と手を組む政権となる。20年以上にわたり続いた自民?公明の連立とは異なり、今回、維新の會(huì)はより緩やかな「閣外協(xié)力」の形をとった。つまり維新の會(huì)が議員を高市新內(nèi)閣に入閣させず、政策や國會(huì)運(yùn)営の面で自民黨を支えるにとどまる。
連立合意の條件として、維新の會(huì)は高市氏に「衆(zhòng)議院議員定數(shù)の約10%削減を國會(huì)で目指す」ことを求めた。企業(yè)?団體獻(xiàn)金の廃止をめぐり、両黨で協(xié)議の場を設(shè)け、高市総裁の任期中の合意形成を目指すことも求めている。
こうした緩やかな「閣外協(xié)力」について、日本のメディアは「維新の會(huì)はいつでも逃げられる」との認(rèn)識(shí)で一致している。維新の會(huì)は自民黨と一定の距離を保つことで、政策の不一致や世論の変化が生じた際にいつでも一線を畫し、政治的リスクを回避できる。入閣すれば、予算案や重要方針において自民黨と責(zé)任を共有せざるを得なくなるからだ。
日本のメディアは、今回の自民?維新の連立について「単に議席數(shù)を確保するための連立との印象が拭い難い」と指摘している。近年、維新の會(huì)は明らかに黨勢が低迷しており、昨年の衆(zhòng)議院選挙、今年の參議院選挙ともに期待した結(jié)果を得られなかった。さらに最近では離黨者が相次ぎ、黨內(nèi)の結(jié)束が弱まっている。朝日新聞は、「維新の會(huì)の內(nèi)部が安定性を欠くことが、協(xié)力の持続性に影響しかねないことを自民黨上層部が懸念している」と報(bào)じた。
また日本経済新聞は、「自民?維新両黨の合計(jì)議席は衆(zhòng)參両院で依然として過半數(shù)に屆かず、連立政権は今後の政策推進(jìn)の面で不確実性を抱えることになる」と指摘している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2025年10月22日
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