日本の中國侵略期における梅河口から集安（舊稱「輯安」）までの鉄道（以下「梅集鉄道」）の建設(shè)実態(tài)を記録した74點の設(shè)計原図が、吉林省通化市で初めて一斉公開された。これらの図面は、中國東北部の資源の略奪、植民地支配の強化、東北抗日聯(lián)軍の鎮(zhèn)圧のために鉄道を建設(shè)した日本の侵略者の野心と計畫をはっきりと示している。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

これらの図面は1937年から1940年にかけて作成されたもので、梅集鉄道の通溝嶺ー老嶺區(qū)間における橋梁、トンネル、排水路、駅施設(shè)を網(wǎng)羅。設(shè)計図、変更図、竣工図などに分類され、設(shè)計者の署名はいずれも「日系」、一部の製図者は「鮮系」とされており、極めて重要な史料的?実証的価値を有する。通化市の歴史研究者であり民間収集家でもある荘鵬氏が3年をかけて収集?整理した。

荘鵬氏とその収集した梅集鉄道の設(shè)計図（撮影?宋暁林）

梅集鉄道は日本の南満洲鉄道株式會社が1936年に著工し、1939年に全線開通した総延長250キロ余りの路線で、鉱産資源と林業(yè)資源の豊富な地域を貫いている。資源略奪を加速させるため、日本側(cè)は「鉄廠」「果松」「鴨園」「東通化」の4本の専用支線も建設(shè)し、石炭、鉄鉱石、製鉄原料の輸送に用いていた。

「この鉄道は、日本が『吸血式』経済侵略を?qū)g施するうえで重要な鉄道路線だった」。中國共産黨通化市委員會黨史研究室副主任で副研究員の馬會鳳氏は「1938年、日本側(cè)は東辺道開発株式會社を設(shè)立し、鉄道工事と連動させて推し進め、鉄道を骨格とする體系的な植民地『開発』システムを形成したが、日本の言う『開発』とは略奪の代名詞だった」と語る。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年11月10日