「お前は早く家に戻れ。息子がまだ家で寢てる」--。3日、雲(yún)南省昭通市でM6.5の地震が起きた瞬間、卯昌學(xué)さんと妻は震源地付近の魯?shù)楸h竜頭山鎮(zhèn)でお菓子を販売していた。中國網(wǎng)が伝えた。
卯さんは真っ先に妻を家に走らせた。家までの距離500メートルを夫婦は全力で走った。しかし、家の前に著くと夫婦は言葉を失った--家は廃墟と化していたのだ?!赶⒆婴蓼乐肖?!早く掘るんだ!」。余震が続く中、卯さんと妻は素手で瓦礫をかき分けた。夜になり、雨が降り始めたが、夫婦は夜を徹して作業(yè)を続けた。彼らにとって一生で最もつらい夜だった。やがて空が明るくなり始め、付近の村民たちが手伝いに駆けつけた。みんな一言も言わず、7-8人の農(nóng)民が黙々と素手で瓦礫をどけ続けた。息子のおもちゃも出てきた。妻は涙を流しながら、それでも瓦礫を掘り続けた。
救助隊(duì)員が到著し、9時間後にやっとコンクリートを割ることができた。息子?卯升龔君の枕が見えてきた。卯さんは飛び降りると枕を抱いて號泣した。救助隊(duì)員がゆっくりとコンクリートの屋根をどけたとき初めて、屋根全體が升龔君の寢ていたベッドの上に落ちてきたことがわかった。目の前の光景に、夫婦は足元から崩れ落ちた。その場は靜寂に包まれ、夫婦の叫び聲が響いた?!袱搐幛螭?、ごめんね!」父親は両手で目をつぶったままの息子を抱きしめた。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月6日
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