ソニーは光なき道を進(jìn)む？　展望は家電以外にあり

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2014年11月11日08:32

ソニーの社員にインタビューする時(shí)も、社員と討論する時(shí)も、彼らの口からは技術(shù)について語(yǔ)られることが多い。これがソニーの特徴だ。文系の人には完全に理解できない內(nèi)容でも、ソニーの人々の気迫や語(yǔ)気が聞く者を心地よくさせ、ソニーの製品を使う時(shí)にもそのような気持ちにさせられる。ほかの日系企業(yè)の製品と異なり、ソニーの製品にはファッショナブルさやかっこよさが感じられるのだ。「中國(guó)経済週刊」が伝えた。

だが今のソニー製品にこうした感じはあまりなく、アップル社の製品にソニーの面影をみる人は多い。アップル創(chuàng)始者の故スティーブ?ジョブズ氏が生涯ソニーを尊敬し続けた理由はここにある。今のソニーは液晶テレビでも攜帯電話でも他社に大きく水をあけられている。

▽ソニーの展望は家電以外にあり

ソニーの平井一夫社長(zhǎng)は2年前、「スマートフォン（多機(jī)能攜帯電話）で、ソニーは上位3位に入り、韓國(guó)のサムスン、米國(guó)のアップルと肩を並べる」と宣言した。

ソニーはスウェーデンのエリクソン社との合弁會(huì)社?ソニーエリクソンの株式を買収して完全子會(huì)社化し、スマートフォン分野で堅(jiān)実な一歩を踏み出した。だがソニーエリクソンブランドの買収に巨額の費(fèi)用がかかったことが、14年度の巨額赤字の主要因となった。

攜帯電話で単一のソニーブランドをもつようになった平井社長(zhǎng)が気付いたことは、主な競(jìng)爭(zhēng)相手はサムスンとアップルではなく、高品質(zhì)、多機(jī)能、低価格の中國(guó)製品だということだった。たとえサムスンにうち勝っても、ソニーが國(guó)際攜帯電話市場(chǎng)で大きなシェアはもつことは難しく、利益を上げるのはさらに困難だということだった。

だがソニーは刀折れ矢盡きたわけではない。畫像処理技術(shù)やレンズの製造能力をめぐり、ソニーは醫(yī)療分野で新たなチャンスをつかもうとしている。ソニーの車載カメラ用CMOSイメージセンサーを使うと、夜の走行中に車內(nèi)のディスプレーで車外の道路狀況をはっきりと見ることができる。また関連部門の責(zé)任者は、「15年12月以降、こうした機(jī)能をもったレンズの大量生産が可能になり、今は1枚あたり1500円（約100元）するのが、量産化されればずっと安くなる」と話す。

醫(yī)療分野では、ソニーの畫像処理システムが醫(yī)師の間で人気が出てきている。14年9月に製品化した細(xì)胞分析裝置は、細(xì)胞の増殖、変形、分裂の全過(guò)程を畫像データとして記録することを可能にしたものだ。醫(yī)學(xué)の世界で機(jī)械設(shè)備を利用した治療の必要性が高まる今、ソニーの畫像技術(shù)には新たなビジネスの可能性があるといえる。