日本の安倍晉三首相は11日午後、北京の長(zhǎng)富宮飯店（ホテルニューオータニ）で記者會(huì)見(jiàn)を行い、10日の習(xí)近平主席との會(huì)談は「日中関係改善のための大きな一歩」となったとの評(píng)価を示した。両國(guó)が一致した「海上連絡(luò)メカニズム」の構(gòu)築にも帰國(guó)後すぐに著手すると語(yǔ)った。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

　安倍首相の11日の會(huì)見(jiàn)時(shí)間は短く、4人の記者の質(zhì)疑応答を入れても20分に満たなかった。安倍首相は、「日本と中國(guó)は互いが互いを必要としている。言わば、切っても切れない関係だ。その意味で、長(zhǎng)く首脳會(huì)談が行われなかったことは大変殘念だった」と語(yǔ)った。さらに「日中両國(guó)は會(huì)談によって戦略的互恵関係の原點(diǎn)に立ち戻り、関係を改善させていく大きな一歩となった。近年、緊張狀態(tài)が生じている東中國(guó)海では、偶発的な衝突を予防するため、海上連絡(luò)メカニズムの構(gòu)築を進(jìn)めることで一致した」と語(yǔ)り、日本に帰國(guó)後すぐに海上連絡(luò)メカニズムの構(gòu)築に著手するとした。タイムテーブルなどの詳細(xì)は示さなかった。

　10日の習(xí)主席との會(huì)談については、「13億人に対する習(xí)主席の責(zé)任を感じた」との感想を述べ、日中両國(guó)はいずれも、世界と各地域の繁栄に責(zé)任を負(fù)っており、國(guó)際社會(huì)は日中関係の改善を期待していると語(yǔ)った。

　中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の呉懐中研究員はこれについて、安倍首相が問(wèn)題解決の入り口に立ったと一定の評(píng)価を示しつつ、事情が変われば安倍首相が元の道に戻る可能性も排除できないと指摘した。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年11月13日