樹氷は霧氷（むひょう）とも呼ばれ、著氷現(xiàn)象の一種で、氷點(diǎn)下の環(huán)境で樹木に付著して発達(dá)する白色や半透明で結(jié)晶構(gòu)造が顕著な氷層の総稱である。

中國(guó)東北部に位置する吉林省の吉林市では冬になると、気溫が氷點(diǎn)下20度以下の日は60日か70日間も続く。中國(guó)東北部を流れる川?松花江の上流にある豊満水力発電所の発電に使った水は熱エネルギーを持って下流に流れていく。それが冷たい空気との間に巨大な溫度差が生じたため、霧が立ち上る。そして冷たい空気に遭遇すると、霜となって樹に付著する。その厚さが40ミリから60ミリぐらいとなる。毎年の12月下旬から翌年の2月末にかけて、吉林市で樹氷を観賞する絶好の季節(jié)である。この見事な樹氷が60回も現(xiàn)れた年もあり、見る者を畫のような仙境に導(dǎo)いていく。