中國のパスポート

最近、あるネットユーザーがカナダのパスポートの寫真を微博（ウェイボー）にアップした。モノクロのイラストが描かれたページにブラックライトを當(dāng)てると、鮮やかな色彩が浮き上がり、美しいことこの上ない。この投稿を見たあるネットユーザーが「クールでかっこいい」と羨ましがったが、そのすぐ後に、別のネットユーザーが「海外のパスポートばかり羨ましがるな。中國のパスポートもクールだぞ」と書き込んだ。揚子晩報が伝えた。

そこで、記者は中國のパスポートを使って実験を行ってみた。1ページ目には、「中華人民共和國」の文字と、萬里の長城のイラストが描かれている。一見、普通のパスポートのようだ。その後、暗い所でこのページにブラックライトを當(dāng)ててみると、背景のイラストが瞬く間に金色の光を放ち、中華人民共和國の文字の後ろに國章が浮かび上がり、たちまち高級感が増したではないか。2ページ目には個人情報などが描かれているが、これもブラックライトで照らしてみると、ページの右側(cè)の五芒星が赤くなり、金色の光の線が現(xiàn)れ、ページ全體が立體的になった。

なぜ、ブラックライトを當(dāng)てるとパスポートに「摩訶不思議」な変化が起こるのだろう？南京市公安局出入境管理局の擔(dān)當(dāng)者によると、具體的な技術(shù)はパスポートを製造するメーカーしか知らないという。しかし、ブラックライトで照らされると異なる絵柄が浮かび上がるのは、紙幣と同じだ。パスポートのページは単純な紙ではなく、透かし技術(shù)が施されている。透かし模様は通常光の下では肉眼で見ることはできないが、ブラックライトを當(dāng)てると見えるようになり、ページに変化が現(xiàn)れたように見えるのだ。

中國各地の美しい風(fēng)景がパスポートに詰め込まれている。どこに行っても祖國はあなたと共にある。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月23日