このような取り組みは、サンフランシスコ大學が初めてではない。在サンフランシスコ中國総領事館の教育參事官である楊軍氏によると、オーストラリアやカナダなどの一部大學でも、學生の受験時に中國の大學入試を參考にしているという。アメリカのイリノイ理工大學が、初めて中國の大學入試の成績を參考にして入學を許可した大學で、これを「グリーンルート」と呼ぶ。大學入試で第1ランク以上、英語の成績が120點以上ならば面接試験を受験することができる。
現(xiàn)在、シドニー大學、オーストリア國立大學、モナシュ大學を含む同國の有名大學は、中國の大學入試の成績を參考にしている。しかし、これらの大學に受験するにはIELTSやTOEFLなどの言語能力資格試験の成績の提出が必要となる。たとえばシドニー大學は中國の入學試験成績で優(yōu)秀であること以外にIELTSで6.4點以上が必要だ。
楊軍氏は、「海外の大學はますます中國の大學入試の成績を認めるようになっている。中國の學生にとってはいいニュースだろう。特にサンフランシスコ大學の措置は、他の試験に時間と精力を費やすことが省ける」と述べる。中國鉱業(yè)大學(北京)の副學長である姜耀氏も「中國の大學入試の成績を海外の大學が重視するようになったのには、中國が巨大な留學市場であるという背景がある。しかし客観的に言って、留學に多くのルートや利便性があることは、多くの中國の學生に良質(zhì)な高等教育の機會を與える助けになる」と述べる。
サンフランシスコ大學の學長であるポール?フィッツジェラルド氏は、中國の大學入試は教育専門家の言う「參考基準」になると考えている?!笇W生が指定された全體的な知識體系に精通しているかどうか、徹底的に苦労して勉強してきたかどうかの判斷基準になる」。そのため、中國の大學入試に多くの批判があるのにも関わらず、サンフランシスコ大學では同試験を通じて學生を募集する計畫を始めることにしたのだ。シドニー大學の副學長であるディロン?カーリン氏も、中國の大學入試は將來成功する可能性のある學生に対するテストとして極めて有効だとし、「中國の大學入試で第一志望合格ライン以上の成績でシドニー大學に入學した中國の學生はみな、入學後も優(yōu)秀だ」と述べている。(編集SC)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年7月6日
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