中國人民銀行（中央銀行）は春節(jié)(舊正月、今年は2月8日)前の2月6日に「2015年第4四半期中國金融政策執(zhí)行報(bào)告」を発表し、「2015年の國內(nèi)外の環(huán)境は複雑で変化が多かった。構(gòu)造調(diào)整のプロセスで出現(xiàn)した経済の下振れ圧力に対し、中國人民銀行は引き続き穏健な金融政策を?qū)g施し、予防的調(diào)整?微調(diào)整を強(qiáng)めた。全體的に見ると、穏健な金融政策は比較的良い効果を収めた」とした。人民日報(bào)海外版が伝えた。

データによると、一連の政策措置により、2015年の中國の経済運(yùn)営は全體的に安定を保ち、構(gòu)造調(diào)整が積極的に推進(jìn)された。GDP成長率は前年比＋6.9％、GDP成長率に対する最終消費(fèi)の寄與度は60％、第3次産業(yè)の割合は50％をそれぞれ上回り、新たな産業(yè)、業(yè)態(tài)、ビジネスモデルが発展し、消費(fèi)価格は穏やかに上昇し、雇用情勢は安定を維持した。

人民銀行は、「現(xiàn)在、世界経済は依然として調(diào)整期にある。グローバルなバリューチェーンの再構(gòu)築と貿(mào)易?投資構(gòu)造には変化が生じており、主要エコノミーの金融政策はより一層分化し、地理政治はより複雑化し、不確定?不安定要素は依然として多い。國內(nèi)経済を見ると、需要と供給の構(gòu)造的矛盾は依然として突出しており、供給過剰と供給不足が共存している。経済の下振れ圧力は主に、資源やエネルギーなど伝統(tǒng)的産業(yè)や生産能力過剰の産業(yè)から來ている。一方で新たな原動(dòng)力が育ちつつあり、國民経済は構(gòu)造調(diào)整?モデルチェンジ?アップグレードの重要な時(shí)期に差し掛かっている?，F(xiàn)在直面する構(gòu)造的問題をしっかりと解決するには、総需要を適度に拡大すると同時(shí)に、供給側(cè)の構(gòu)造改革を急ぎ推進(jìn)し、過剰生産能力の解消、在庫解消、デレバレッジ、コスト削減 、脆弱分野の補(bǔ)強(qiáng)という5大任務(wù)を著実に実施し、市場の資源配置における決定的役割を十分に発揮させ、成長の質(zhì)と効率を高めることが要となる」との見方を示した。

報(bào)告はまた、「今後も政策の連続性と安定性を維持し、穏健な金融政策を引き続き実施し、適度な緩和と引き締めを保ち、予防的調(diào)整?微調(diào)整を適時(shí)行い、供給側(cè)の構(gòu)造改革に合わせた総需要の管理をしっかりと行う。數(shù)量?価格など様々な金融政策ツールを総合的に活用し、政策の組み合わせを最適化し、慎重なマクロ管理を強(qiáng)化?改善し、金融政策の伝送ルートをスムーズにし、數(shù)量?価格の2方面から構(gòu)造調(diào)整とモデルチェンジ?アップグレードに適した通貨?金融環(huán)境を整えていく」としている。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年2月14日