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2017年9月8日  
 

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日本の「塩味」 (3)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2017年02月13日10:36

東京?麻布十番に塩だけを売る専門店がある。「マースヤー(塩屋)」という名前のその店では、400種類以上の塩が販売されている。行かないと同店のすごさは分からないが、実際に店內(nèi)を訪れるとただただ驚かされる。同店では、「塩」がこれでもかというほど細(xì)分化されていた?!袱摔暧脡c」、「ゆで卵用塩」、「天ぷら用塩」、「刺身(白身魚)用塩」、「刺身(赤身魚)用塩」、「パスタ用塩」、「麻婆豆腐用塩」、「白米用塩」といった具合だ。最も値段が高いのは、「牡蠣の塩」で、15グラム稅別800円。この塩が高いのは、牡蠣の口から取り出した海水を煮詰めて作られていることによる。1トンの牡蠣からわずか4キログラムの塩しか取れないため、値が張るのだという。牡蠣の口から塩を取り出すという日本人のアイディアには本當(dāng)に頭が下がる。

「牡蠣の塩」のほかにも、さまざまな珍しい塩が並んでいる。例えば、「減塩醤油」を煮詰めて作られた「醤油の塩」、炭火で作る製造プロセスで、塩を燻してできた「竹炭の塩」、満月の夜に汲み取った、満月のパワーあふれる「満月の塩」。このほか、沖縄伊江島で天日干しして作った「荒波の塩」、香川県で300年間続く伝統(tǒng)的な「入浜式の塩」、日本最西端にある與那國(guó)島の手作り塩「黒潮源流塩」、沖縄久米島の海洋深層水を100%使って取り出した、口當(dāng)たりがまろやかで小さな子供にぴったりの「球美の塩」などがある。さらには、沖縄県宮古島の「雪塩」、海藻精華と海塩を混ぜ合わせてできた甘い口當(dāng)たりの「瀬戸の粗藻塩」、美容効果がある塩、塩アイスクリームなど、ありとあらゆる珍しい塩製品が揃っている。

江戸幕府を開いた徳川家康が江戸城內(nèi)に設(shè)けた大奧でのエピソードがある。「世界で最も美味しい食べ物は何か?」と家康が尋ねたところ、側(cè)室の阿茶局は、「この世で最も美味しいものは塩でございます。最もまずいものも、これまた塩でございます。最も美味しい塩でも、辛すぎると、食べたいと思う人はいないでしょう」と答えたという。日本人が驚くほど細(xì)かく塩を分類する様子は、日本人が一貫してきめ細(xì)かく、真面目な國(guó)民であることを示しているだけではなく、日本人の職人気質(zhì)の現(xiàn)れでもあるといえよう。(編集KM)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年2月13日


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