
中國のベストセラー小説「羋月伝(The Legend of Miyue)」のタイ語版が5日、バンコク國際ブックフェアに登場した。同書を出版したシャム國際マルチメディア有限公司によると、中國の歴史小説はタイで人気が高いため、同社は今後も同ジャンルの文學(xué)作品を増やしていくとした。新華社が伝えた。
同社の代表者は、「タイ語に翻訳されている多くの中國小説の中で、歴史背景が豊富に盛り込まれている作品は中國獨特の文化がふんだんに描かれているため、人気が高く、売り上げ部數(shù)も上位を維持している」と語った。「羋月伝」が中國で人気を博したことで、同社はこの作品に注目し始めた。さらに小説をリメイクしたドラマがヒットしたことを知り、彼らは同書がタイでもヒットするという自信を強め、タイでブームが巻き起こると確信したという。
同書は、中國の歴史上で初めて「皇太后」と呼ばれた女性となる、中國戦國時代?秦の女性政治家宣太后の人生を描いている。同書は中國の原作では全6巻。タイ語訳版は全11巻で、2016年10月から現(xiàn)在までに7巻出版されている。
ここ數(shù)年、中國のネット文學(xué)が大量にタイに進出し、書店ではあちこちでタイ語に翻訳された中國のベストセラー小説を目にするようになった。中國小説の翻訳?出版に20年以上攜わっているシャム國際マルチメディア有限公司は、「毎年10作から12作の中國小説を取り扱っており、その売り上げ部數(shù)は全て、発行部數(shù)の70%を上回っている」とした。
「羋月伝」は現(xiàn)在、タイ以外でベトナムやインドネシアなどにも輸出されているという。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月10日
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