教育勅語騒動が収まらないうちに、文科省は中學(xué)體育に「銃剣道」を加えた新版「學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)」を告示した。

いわゆる銃剣道は、元々第2次大戦時の日本軍の日常訓(xùn)練科目の1つだった。

文科省が2月に告示した新版中學(xué)學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)草案には銃剣道は盛り込まれていなかった。パブリックコメント募集時に、全日本銃剣術(shù)連盟が銃剣術(shù)を加えるよう文科省スポーツ庁に求めた。

學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)には告示後ただちに批判の聲が上がった。あるネットユーザーは銃剣道は「殺人武術(shù)」であり、人の急所を攻撃する武術(shù)を「學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)」に加えるやり方は不適切だと指摘する。

■注視――戦前の価値観への回帰に警戒

専門家は、戦前の思想を體現(xiàn)する教育勅語が政権の中心人物に再び高く評価されていることは、最近の日本政治右傾化の具體的な表われだと指摘する。

日本の教育界は戦爭への反省に基づき、戦後長年民主主義を教育の基本原則の1つと見なし、大學(xué)での研究も軍事目的とは自ら距離を保ってきた。だが安倍氏は2006年に初めて政権に就くと、教育基本法を改正し、「愛國心」教育を強(qiáng)調(diào)した。2012年に政権に返り咲くと、教科書改訂を中心に「歴史修正主義」を推し進(jìn)めた。2014年には「學(xué)習(xí)指導(dǎo)要領(lǐng)解説書」を改訂し、中韓両國との間で爭いのある領(lǐng)土を「日本の領(lǐng)土」と教科書に明記した。戦爭被害國國民の心情に配慮する「近隣諸國條項(xiàng)」を小中學(xué)校の歴史教材から削除した。

ニューヨーク?タイムズの駐東京記者は、森友學(xué)園のような教育機(jī)関は多くは見られないが、日本の政治と社會の右傾化の象徴であり、米國でも大変注視されていると指摘する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月10日