07年に産業(yè)再生機(jī)構(gòu)は支援するすべての企業(yè)の債権の処理を終え、予定より1年前倒しで整理?清算をスタートした。産業(yè)再生機(jī)構(gòu)は存在した4年間に、企業(yè)41社への支援措置を?qū)g施した。支援を受けた企業(yè)の産業(yè)分布は非常に広く、電子設(shè)備製造業(yè)、自動車製造業(yè)などの製造業(yè)もあれば、卸売小売、ホテル、観光などのサービス産業(yè)もあり、建築業(yè)や鉱業(yè)などもあった。全體としてみると、支援した企業(yè)は非製造業(yè)が中心で、企業(yè)規(guī)模では中小企業(yè)が圧倒的多數(shù)を占めた。

産業(yè)再生機(jī)構(gòu)は市場における優(yōu)位性と政府の後押しという優(yōu)位性を存分に利用して、資源面での相互補(bǔ)完を?qū)g現(xiàn)し、日本の不良債権問題とゾンビ企業(yè)問題の解決を推進(jìn)した。これは一種の體制の刷新だといえる。機(jī)構(gòu)の存続期間は限定されたもので、処理した企業(yè)の數(shù)は多くないが、企業(yè)の経営狀況改善の役割を果たすとともに、産業(yè)の中で模範(fàn)的効果を上げ、産業(yè)の発展と刷新をもたらした。また産業(yè)再生機(jī)構(gòu)の支援と再編を通じて、非支援企業(yè)が新しいビジネスモデルや経営モデルを構(gòu)築することが促進(jìn)され、企業(yè)の市場における競爭力向上が促進(jìn)され、ひいては當(dāng)該企業(yè)が所屬する産業(yè)クラスターの発展につながった。05年以降、日本ではゾンビ企業(yè)の數(shù)が減少傾向にある。

▽重點は経営業(yè)務(wù)の再建

日本の産業(yè)再生機(jī)構(gòu)には2つの重要なポイントがある。1つは設(shè)立方式で、官民の共同設(shè)立としたことだ。産業(yè)再生委員會の委員選出でも、企業(yè)債の購入の決定や出資保証などでも、すべて政府の認(rèn)可が必要だ。しかし運(yùn)営プロセスでは市場による運(yùn)営を主體とするという特徴があり、資産の評価、「企業(yè)再建計畫」の制定といった段階では、すべて民間企業(yè)の専門家の関與が必要になる。政府の主導(dǎo)により、不良債権問題の解決が促進(jìn)されたといえる。

もう1つは産業(yè)再生機(jī)構(gòu)は不良債権問題の処理を重視するだけでなく、企業(yè)経営の再生をより重視したということだ。企業(yè)財務(wù)の再建を終え、企業(yè)が財務(wù)面での苦境を脫すれば、産業(yè)再生機(jī)構(gòu)は支援の重點を企業(yè)の経営業(yè)務(wù)の再建に移す。企業(yè)の非コア業(yè)務(wù)を移転売卻し、コア業(yè)務(wù)の強(qiáng)化に力を入れ、経営コストを引き下げ、経営業(yè)務(wù)の再建達(dá)成に向けて努力した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月27日