「私は中日文化交流の民間使者で、そのことを誇りに思っている」。このように話す呉汝俊(ウー?ルーチン)さんは1963年に南京で生まれ、現(xiàn)在は京劇演出家を務(wù)めている。中國の伝統(tǒng)楽器?京胡(ちんふ)奏者の父と京劇俳優(yōu)の母の元で育ち、京劇とは切っても切れない「縁」となった。13の科目で全て優(yōu)秀な成績を収め中國戯曲學(xué)院を卒業(yè)した呉さんは活躍の場所を日本に移し、京胡の演奏で日本を魅了。日本の音楽界の間で好評を博し、「京胡王子」と稱賛されるようになった。新華日報(bào)が報(bào)じた。
呉さんが発案した現(xiàn)代風(fēng)の衣裝や音楽を採り入れた「呉氏新京劇」は、現(xiàn)代京劇舞臺において獨(dú)特の魅力を放っている。呉さんは各流派を融合させ、獨(dú)特の「呉氏青衣」という歌い方を発案し、さらに世界で流行している要素を取り入れ、「貴妃東渡」、「武則天」、「孟母三遷」、「孔聖母」、「愛心観音」などの「呉氏新京劇」を完成させてきた。華やかで美しい舞臺衣裝や美しい歌聲と照明の舞臺效果、交響曲と電子楽器のコラボ、ポップスとクラッシックの融合……。呉さんは工夫を重ね、歴史ある中國の京劇に新たな息を吹き込み、熱心なファンから「アジアナンバーワンの女形」と稱されるようになった。
「新たな命を吹き込まなければ世界に進(jìn)出できない」
約30年間日本で京劇演出家として奮闘する過程で、呉さんは世界各國の友人ができた。そして、その立場を生かし、労苦をいとわずに各國を結(jié)ぶ架け橋となり、故郷である江蘇省と米國、日本などとの文化、経済貿(mào)易交流を促進(jìn)してきた。
「アートは人類共通の言語であるとずっと信じている。普段の創(chuàng)作活動において、私たち中國人の博愛や平和、善良さ、親切などの思想を作品に盛り込み、世界の人にアートを通して中國の歴史や文化を理解してもらえるようにしている」と呉さん。
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