中國(guó)を代表する伝統(tǒng)演劇の京劇は、早い段階から海外に進(jìn)出しており、世界各地で人気を博している。東の隣國(guó)である日本にも多くの京劇愛(ài)好家がおり、なかには唱念做打（歌、セリフ、しぐさ、立ち回り）をこなす京劇愛(ài)好家のアマチュア役者もいるほどだ。そして新潮劇院は日本に十?dāng)?shù)団體ある京劇愛(ài)好団體の中でも抜きんでており、20年間、定期的に京劇の公演を行っている。今月14日には新潮劇院の20周年記念公演の第1日目が東京で行われた。

抑揚(yáng)のある節(jié)回しに、ベテランの風(fēng)格を感じさせる演技、熟練したくまどり?？冥蜷_(kāi)かなければ、日本人とはわからないだろう。なかには、口を開(kāi)いても日本人だとわからない人すらいる。日本の美猴王（孫悟空）こと石山雄太さんは、子供のころに一度見(jiàn)た京劇に魅了され、ファンになり、わざわざ中國(guó)に渡って演劇を8年間學(xué)んだのだという。日本の美猴王が本當(dāng)に斉天大聖孫悟空に似ているかを確かめたければ、東京都世田谷區(qū)にあるこの小劇場(chǎng)へ行き、「孫悟空天界大暴れ」を鑑賞するといいだろう。このようなアクションが見(jiàn)ものの武劇のほかにも、古典的な愛(ài)情をテーマにした演目「腕輪を拾って」も上演され、日本人のアマチュア役者が演じる女形の取り持ち婆（仲人業(yè)の女性）もイキイキとしている。

字幕組から役者まで、そのメンバーには學(xué)生や社會(huì)人、明治大學(xué)や慶応大學(xué)の教授もいる。日本のファンはまだまだ専門(mén)的ではないが、真面目さでは勝っている。ここでは、京劇に対する情熱は國(guó)境など関係ないことを思い知らせてくれる。

日本の観客に劇の內(nèi)容を理解してもらうため、劇中は舞臺(tái)の両サイドに日本語(yǔ)字幕を流している。また、劇が始まる前に京劇に詳しい先生が、演出の紹介や演出に関する豆知識(shí)を紹介してくれるため、劇の內(nèi)容をとても理解しやすい。

新潮劇院は訪日京劇蕓術(shù)家の張春祥氏主宰の京劇団。彼は20年以上初心を忘れず、京劇蕓術(shù)の普及のために盡力してきた。長(zhǎng)年の指導(dǎo)の中で、張春祥氏も日本人の生徒を指導(dǎo)するための秘訣を編み出したという。この20年で新潮劇院の団員は、30數(shù)名まで増え、老人から子供まで、みな京劇への深い愛(ài)を胸に抱いているという。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年9月19日