【インタビュー】
「中日の國民の生活がこれほど似ているとは」
記者:黃磊は、「この作品を通して山田監(jiān)督と師匠であり友人でもある関係を築いた」と言っていたが、山田監(jiān)督は初めて監(jiān)督を務(wù)めた彼をどのように評価しているのか?
山田監(jiān)督:中國版「家族はつらいよ」のロケ地に足を運(yùn)んだが、黃磊監(jiān)督は非常に真剣に取り組んでいた。彼は撮影も制作も真剣にこなし、私はとても感心させられた。
記者:映畫に出演した中國の役者の演技をどう評価しているか?
山田監(jiān)督:どの役者も、監(jiān)督の真摯な態(tài)度を反映していたと思う。みんな最高の演技をしていた。喜劇だからといって浮かれた態(tài)度で臨んでいる役者はいなかった。真剣な演技ほど、多くの笑いと涙を誘うものだ。中國版「家族はつらいよ」に出演した全ての役者に拍手を送りたい。
記者:今回、腳本の監(jiān)修として、どんな作業(yè)に関わられたのか?中國版の腳本制作で、印象深かったことはあるか?
山田監(jiān)督:腳本の初稿が完成した時、腳本家が日本に來て、3日かけて私と初めから最後まで意見を交わした。私も自分の意見を伝えた。印象深かったのは、日中両國の國民の生活はこれほど似ているのかと感じたこと。日本で大きな問題となっている「熟年離婚」が中國でも家庭內(nèi)で起きる大きなトラブルの原因の一つになっていることにとても驚いた。
記者:同作品は山田監(jiān)督がメガホンを握った「家族はつらいよ」のリメイク版。山田監(jiān)督自身も「東京物語」のリメイク版を手掛けられたが、「リメイク」をどのように見ているか?
山田監(jiān)督:小津監(jiān)督の「東京物語」は、世界各國の監(jiān)督から高く評価されている作品。私にとっても、黃磊監(jiān)督にとっても、映畫史上の傑作である「東京物語」から派生した作品「家族はつらいよ」を作ることができて、とても光栄に感じている。
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