ネットショップ「故宮淘寶」は先ごろ微博(ウェイボー)の公式アカウントで、「もしも故宮テイストのコスメがあったなら」という文章を投稿した。この文章はたった數(shù)日間で転載されることなんと6萬回以上にものぼった。故宮の要素をモチーフにしたクリエイティブなコスメは実際はまだ生産されていないが、微博のフォロワーはこの文章からその雛形とも言えるアイディアを見て取ることができる。文化的でクリエイティブなコスメのアイディアは、実は故宮のオリジナルテープでデコレートした口紅を投稿した微博から生まれた。口紅に故宮のオリジナルテープをあしらったところ、意外なほど美しいコラボレーションを見せたのだ。文章では口紅だけでなく、アイシャドーからチーク、マニキュアに至るまで、故宮テイスト溢れたアイデアを紹介している。人民網(wǎng)が伝えた。

アイシャドーの色は故宮博物館所蔵の翡翠色の首飾りの青色や金色の要素を選び、趣と気品がある色合いになっている。

チークケースのデザイン畫は同博物館所蔵の絵畫「出水芙蓉図」と「花鳥畫冊」からインスピレーションを得ている。そのデザインの美しさに加えて、チークは落ち著いた上品な色合いになっており、美を愛する人の心を動かさずにはいられない。

マニキュアはさらにオリジナリティに溢れており、同博物館所蔵の絵畫「千里江山図」と宋代の汝■磁器（■は穴かんむりに缶）のカラーを採用し、指先を一風(fēng)変わった色彩に演出してくれる。

そしてコスメを語る上で欠かせないのが何と言っても口紅。故宮の建造物や同博物館所蔵の器の色を參考にしており、同じ赤でも、故宮の壁から様々な磁器の赤、深紅色など豊富な色合いをそろえている。有名ブランドの人気カラーの口紅にも負(fù)けないほどで、しかも故宮のならではの特徴を備えている。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月26日