昨年末に日本で行われた試合で、張本選手は高校2年生の相手に敗れ、4月に開催された2017年アジア卓球選手権大會では3回戦で敗退したため、多くの人に彼の実力を疑う理由を與えてしまい、世界選手権出場の資格があるのかという論爭まで巻き起こした。
しかし、世界選手権の2回戦でリオデジャネイロオリンピック銅メダリストの水谷隼選手を破ったことで、張本選手のプレッシャーはかなり軽減された。試合後のインタビューでは、あどけなさが殘る張本選手は少しソワソワしながら四川省方言の中國語で勝因について話した。そして、勝った瞬間にラケットを投げなかった理由を聞かれると、「批判が怖くて投げることなどできない」と答え、記者の間で笑い聲が起こった。年上の選手を何度も倒してきた張本選手であるものの、やはり弱冠13歳の少年なのだ。
どこまで実力を伸ばせるか?
張本選手が水谷選手を破ったというのは、単に試合に勝利したというだけのことではない。東京五輪の時には、水谷選手は31歳になっており、張本選手を代表とする若い選手が本當の意味での主力となっていると予想される。2020年夏季五輪の開催國である日本は、1枚でも多くの金メダルを取ることを願っており、卓球のような得意種目には多額の資金を投じている。日本の五輪組織委員會は卓球協(xié)會に年間3億円の経費を提供し、うち3分の1がジュニアの育成に當てられている。
ジュニア育成への力の入れようは、どの國も日本と比べることはできないほどだ。十數(shù)歳で日本代表として試合に參加するというのは、日本では決して珍しいことではない。中國の卓球選手?馬龍選手は「13歳の時、僕はまだ遼寧省のチームに所屬していただけ。その年齢で彼はいろんな國際試合に出場している」と、張本選手に対する羨望の念を語った。
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