また、中國の新聞は肥満の分布狀況の変化に気付いている。

中青在線は2016年11月の記事の中で、「裕福な人がスリムで、貧しい人が太っているという狀況は好ましくない」と指摘し、有料のスポーツジムではなく、公共のスポーツ施設(shè)をもっと設(shè)置するようにと提案した。健康に対する意識(shí)が高い都市部では、スポーツジムに足を運(yùn)ぶようになっている中産階級(jí)が現(xiàn)在、前代未聞のペースで増加しているのに対して、都市に住むサラリーマンの多くは、「スポーツをする時(shí)間なんてほとんどない」と嘆いている。

中國では肥満という問題が日に日に深刻化しているのを背景に、糖尿病など、肥満と関係のある病気を患う人も爆発的に増えている。14年、中國は米國を抜いて、世界で肥満人口が最も多い國になり、12年までの10年の間に、中國の男性の平均ウエストは2.7センチ、女性は2.1センチ太くなった。

中國政府は16年に、「頻繁にスポーツをする人の數(shù)を増やす」と決意し、14年に3億6000萬人だったその數(shù)を30年までに5億3000萬人にするという目標(biāo)を掲げた。目標(biāo)達(dá)成のカギは、都市の低所得者に合ったスポーツ施設(shè)に資金を投じることができるかであることを研究は示している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月8日