香港の祖國復帰から20年間にわたって実踐されてきた「一國二制度」をどう評価するかという問題について、事実を尊重する人ならば誰しも、「東洋の真珠」と呼ばれる香港の姿は現(xiàn)在も変わっておらず、「一國二制度」は成功したと言うだろう。中央政府は「一國二制度」実踐の推進に揺るぎない自信と決意を持っている。（人民日報海外版コラム「望海樓」）

1998年のアジア金融危機であれ、2003年のSARS拡大や2008年の世界金融危機の際においても、香港が困難や試練に直面するたびに、中央政府は常に重要な時に當然の如く手を差し伸べ、危機をチャンスに変える手助けをしてきた。このはっきりとした事実の前に、「一國二制度」と香港に対する西側(cè)の悲観的予測は外れた。習近平國家主席が、「香港祖國復帰20周年成果展」を見學した際に強調(diào)したように、香港特別行政區(qū)は各事業(yè)の全面的発展を?qū)g現(xiàn)し、世界の認める成果を挙げ、「一國二制度」の強大な生命力をはっきりと示した。

だが「一國二制度」事業(yè)には踏襲できる既成のノウハウがなく、前進していく過程で様々な新たな狀況や問題に遭遇することは避けることができない。事実、過去數(shù)年間、香港社會には不協(xié)和音も生じ、違法な「セントラル占拠」、旺角での騷亂事件、中國を侮辱する「就任宣誓」など愚昧な行為が前後して生じた。香港には「二制度」と「一國」を切り離し、民主のみを語って法治を語らず、「國際的慣例」のみを語って法的根拠を語らず、香港特區(qū)の高度の自治権と中央政府の統(tǒng)治権との対立、香港同胞と大陸部の人々との離間を図る一部の人々がいる。こうした事件や問題が最終的にいずれも法に基づき処理されたことは、「一國二制度」自體が強大な生命力を持つものであり、制度の強靱性を持ち、時を経るにつれていよいよ堅固になったことを正に物語っている。