歐州連合（EU）の関連機(jī)関がこのほど発表した報(bào)告書の中で、「中國は世界のニセモノの中核的集散地」との見方を示した。商務(wù)部（商務(wù)省）の孫継文報(bào)道官は29日に行われた定例記者會見でこの見方について反論し、「同報(bào)告の中國に対する非難は無責(zé)任だ。報(bào)告にあるデータの真実性と客観性にはさらなる検討の余地がある」と述べた。北京青年報(bào)が伝えた。

孫報(bào)道官は、「権利を侵害するニセモノ対策の問題は世界的な難題であり、市場という要因もあれば、監(jiān)督管理の問題もあり、國際社會がともに努力し法執(zhí)行（エンフォースメント）で協(xié)力することが必要だ。中國政府は輸出入における権利侵害のニセモノ問題対策を一貫して非常に重視し、輸出入段階での監(jiān)督管理を絶えず強(qiáng)化してきた。すでに2015年4月、全國権利侵害ニセモノ摘発指導(dǎo)チームが『メイド?イン?チャイナ』の海外でのイメージを守るための『清風(fēng)』行動を計(jì)畫しスタートしており、輸出商品の品質(zhì)に対する監(jiān)督管理を全面的に強(qiáng)化し、國境を越えた権利侵害のニセモノ商品の製造販売という違法行為を厳しく摘発し、『メイド?イン?チャイナ』のよいイメージを守るよう求めてきた」と述べた。

この「清風(fēng)」行動は2年あまりの取り組みと努力の結(jié)果、一定の成果を上げている。今年1～4月には、全國の稅関が摘発した権利侵害商品の輸出案件は約4600件、差し押さえた貨物は約93萬點(diǎn)に上った。國家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局（質(zhì)検総局）が摘発した品質(zhì)が合格水準(zhǔn)に達(dá)しなかった輸出製品は約42萬5千點(diǎn)で、衣類、カバン?スーツケース、玩具、電子製品などが含まれる。孫報(bào)道官は、「今後、商務(wù)部は権利侵害のニセモノ問題に対し引き続き厳しい姿勢で臨み、4方面から摘発を強(qiáng)化していく」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年6月30日