2017年になると、日本の株価は上昇を続け、企業(yè)の収益狀況も好転し始めたが、中國の関連企業(yè)がシャープやタカタの買収に乗り出し、東芝は深刻な経営危機に陥るなどして、人々に「家電産業(yè)、デジタル産業(yè)、半導體産業(yè)、自動車部品産業(yè)において、日本企業(yè)は困難に見舞われており、苦境から抜け出すのは容易ではない」と強く感じさせている。環(huán)球網が伝えた。(文:陳言?日本企業(yè)<中國>研究院執(zhí)行院長)
実際には日本企業(yè)の技術革新の歩みは遅くない。ではなぜ家電、デジタル、半導體で負け続けるのか。一連の自動車部品メーカーも経営困難に陥るのはなぜか。
経済學には「技術核心の落とし穴」という考え方がある。それまでの成果を覆すような破壊的技術が開発され、技術革新が行われると、それまでトップレベルの技術力を備え、高性能?高品質の製品を生産し、市場を獨占していた(大規(guī)模)企業(yè)が、あっという間に草木が枯れ果てるように低迷する。こうした一瞬で獨占的地位を失い市場から追い出されるプロセスは、企業(yè)が技術革新の落とし穴にはまったものと説明される。
たとえば家電産業(yè)ではこうだ。東芝やパナソニックの製品は確かに優(yōu)れているが、価格が非常に高い。世界各地で販売されるが、現地の消費の特徴に合致しているとは限らない。今のインドなどではしょっちゅう停電が起こり、中國人も停電をたびたび経験しているが、日本の家電メーカーはよく停電が起こる國向けに蓄電能力を備えた冷蔵庫を作るということはしない。世界の主な國には蓄電タイプ冷蔵庫のニーズがないからだ。日本企業(yè)が高品質と言う場合は容量の大きさや音質の良さをアピールすることが多く、これは改良型の革新であり、消費者が本當に求める機能はなかなか理解されない。
また日本の家電メーカーをはじめとする企業(yè)は中國での現地生産を基本的に達成したが、中國で高い市場シェアを保ててはいない。これは日本企業(yè)が2つの大問題に直面しているためで、1つはコスト面で中國現地企業(yè)と競爭にならないことだ。中國のあまたの郷鎮(zhèn)企業(yè)(農村企業(yè))が製造する家電製品は、品質の點でハイレベルとはいえず、ブランドもないが、とにかく安い。この安さは日本の家電メーカーが二線都市、三線都市に進出できず、農村で郷鎮(zhèn)企業(yè)と競爭できない原因の一つといえる。もう1つは、確かに中國では中産階級が拡大を続け、日本企業(yè)も中産階級の消費者を増やし続けているようにみえるが、中國の中産階級拡大プロセスでは、中國現地企業(yè)の技術的進歩も大きく、生産された製品は経済的に優(yōu)れているだけでなく、品質も信頼できるものになっているということだ。このように中國現地企業(yè)が低コストからスタートして、品質の絶えざる向上で成功を収める過程を後目に、日本企業(yè)は中國で現地企業(yè)と競爭する力を失っていった。
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