北京?天津?河北三地の口岸(出入國検査場)主管部門は北京でこのほど、「北京?天津?河北口岸の協(xié)力深化に関する枠組合意契約」を取り交わした。エリア內(nèi)の各口岸の優(yōu)位性を互いに補完し、三地の港灣?空港の深いレベルでの融合をさらに推進させることが狙い。契約調(diào)印式において、北京?天津?河北三地にある6ヶ所の口岸では、2017年中に144時間以內(nèi)の滯在に対するトランジットビザ免除政策を?qū)g施する見込みであることが明らかになった。中國網(wǎng)が報じた。
合意によると、北京?天津?河北三地の口岸主管部門は、口岸協(xié)力構(gòu)造の完備、口岸情報化協(xié)力の加速、口岸通関業(yè)務(wù)の一體化、検査?検疫業(yè)務(wù)の一體化の促進、天津?河北の海事業(yè)務(wù)の一體化の深化、入國検査業(yè)務(wù)の一本化の推進、天津?河北の海運と口岸の協(xié)力強化、空港と口岸の協(xié)力深化、ドライポートの発展促進、天津自由貿(mào)易試験區(qū)の北京?天津への延伸先行試行実施など12分野での協(xié)力強化を図り、北京?天津?河北口岸の協(xié)力?サービス水準(zhǔn)を高める。
北京口岸弁公室の擔(dān)當(dāng)者は、次のとおり話した。
「北京市が國務(wù)院に申請している、一部國家の國民の144時間以內(nèi)の滯在に対するトランジットビザ免除政策は年內(nèi)にも、三地で政策連動によって実現(xiàn)する見通しだ?,F(xiàn)在の北京における72時間以內(nèi)の滯在に対するビザ免除政策は、対象範(fàn)囲が北京で出入國手続を行う外國人に限定されている。今回は、ビザ免除の対象滯在時間が144時間以內(nèi)に延長されると同時に、対象地域が北京?天津?河北の三地に拡大され、ビザ免除となる外國人は、三地6ヶ所の出入國検査場を通じて、「1口岸出入國」が可能となる。江蘇?浙江?上海の三地ですでに実施されている144時間以內(nèi)のノービザ滯在の実例をしっかりと學(xué)び、上半期中に関連方案を制定した上で、下半期の適當(dāng)な時期に実施することを目指している。本政策が実施されると、北京?天津?河北三地の観光業(yè)が大幅に推進されるだろう」。
北京?天津?河北三地の口岸協(xié)力において、すでに実務(wù)段階に入っているものもある。たとえば、三地の通関一體化がすでに実現(xiàn)している。2016年、北京?天津?河北エリアにおける天津港を通しての輸出入貿(mào)易総額は1300億ドル(約14兆4千億円)に達し、天津港貿(mào)易総額の76%を占めた。北京?天津?河北エリアの通関申告件數(shù)は4萬1千件、直輸入?直輸出の貨物件數(shù)は約18萬件に及び、通関に要する時間は改革前に比べ、貨物1件あたり12時間短縮され、標(biāo)準(zhǔn)コンテナあたりの通関物流コストは約100元(約1640円)削減された。また、三地は、北京?河北「2+8」ドライポートへのモデルチェンジ?アップグレードを促進しており、北京平谷?朝陽や河北石家荘?衡水にサービスを提供するドライポートの出入國検査機能を絶えず完備し、モデルチェンジ?アップグレードを加速させている。昨年、天津口岸を通した北京?河北のドライポートの輸送量は、標(biāo)準(zhǔn)コンテナ換算で22萬9千個に達し、前年比19.8%増加した。
天津口岸部門の擔(dān)當(dāng)者は、「今後、國際貿(mào)易統(tǒng)一窓口、自由貿(mào)易試験區(qū)、ドライポート、通関の一體化など天津口岸特有の機能によって、北京?天津エリアのコピー拡張が加速し、それによって環(huán)渤海灣と天津?河北海港口岸の協(xié)力がいっそう深化するだろう」との見方を示した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年7月31日
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