今年もまた8月15日がやって來た。見たくないのは、日本が平和憲法を変更し、軍備強(qiáng)化の危険な歩みを進(jìn)める姿だ。第2次安倍內(nèi)閣発足からの5年近くは、日本が軍事領(lǐng)域で大きく冒険した5年だった。日本はすでに集団的自衛(wèi)権のタブーを解禁し、防衛(wèi)費用はひっそりと年々高められ、大型武器裝備(軽空母「いずも」など)もおおっぴらに海外に向かっている。平和憲法は、日本が第2次大戦の手痛い失敗を経た日本が今後は平和発展の道を歩み、侵略戦爭の危険な道を二度と歩まないよう正して警告する「根本的な國家大綱」となった。だが安倍內(nèi)閣は今や、平和憲法に手を加えるチャンスを待ち構(gòu)え、日本の軍備強(qiáng)化に道を開こう、日本を再び軍事大國にするために新たな「國家大綱」を制定しようとしている。日本の戦爭という「猛獣」を抑えつけてきた平和憲法という鉄の檻がいったん破られれば、どのような結(jié)果が生まれるのだろうか。
今年もまた8月15日がやって來た。日本が日米同盟関係をますます強(qiáng)化し、日本の大國としての影響力を拡張しようという長期的な戦略目的を米國の力を借りて実現(xiàn)しようという姿も見たくはない。米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)は就任後、日本を「バッシング」した。だが安倍首相はこれを我慢し、日米同盟関係の強(qiáng)化を続け、電撃訪米してトランプとの私的な関係を縮めようとした。その裏の目的は、米國という「アニキ」にこれからも頼り、米國の影響力と支援を借りて、世界各地で日本の大國としての影響力を伸ばし、大國としての政治的な地位を再び手に入れることにほかならない。だが現(xiàn)在の米國のトランプ政権は、やる気はあっても體力がないといった狀態(tài)で、米國外交の戦略が曖昧になったこの時代、安倍內(nèi)閣が米國の威を借りようとしても果たしてそれができるだろうか。
今年もまた8月15日がやって來た。見たくないのは、日本が今後も「二枚舌」外交を続け、仲間を引き寄せて小集団を作って中國の発展を牽制しようとする姿だ。中國と周辺國の海洋をめぐる紛爭問題には、日本は特に力を入れているようだ。ある時には日米豪、またある時には日米印、さらにある時には日米ASEANと、日本はあちらこちらと関係を作るのに忙しい。その意図は、小集団をいくつも作り、中國の発展を牽制し、押さえ込むという目的を達(dá)成することにある。だがこのような小集団は、はっきりと受容されてもおらず、一致した求心力もなく、ともに守るべき約束もそれぞれをつなぐ精神的な紐帯もない。いかに中國を制約しようというのか。
今年もまた8月15日がやって來た。歴史の経験と教訓(xùn)は固く覚えておかなければならない。歴史の出來事が過去のものとなっても、歴史の事実は人々の間でいつまでも殘り続ける。
2017年は盧溝橋事変(盧溝橋事件)の80周年であり、南京大虐殺の犠牲となった同胞の記念の80周年でもある。2017年はまた中日國交正?;?5周年であり、來年は中日平和友好條約締結(jié)の40周年である。中日関係は最近、改善と好転の傾向を示している。日本はこのチャンスを大切にし、両國関係改善に向けたしっかりとした具體的な行動によって、歴史の教訓(xùn)を汲み取り、平和発展の道を守るという意欲を示し、國際社會が安心するような態(tài)度で、これまでとは異なる8月15日を歩み出すべきだろう。(編集MA)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月15日
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