北京大學(xué)で開催された映畫「大寒」のセミナーに參加したゲストや同作品の製作者?出演者（撮影?楊傑英）

中國映畫協(xié)會(huì)の饒曙光?秘書長(zhǎng)はセミナーで、「これはとても悲痛な歴史で、決して忘れてはいけない。しかし、慰安婦をめぐる歴史をテーマにした映畫?ドラマは不十分で數(shù)が少ない」と指摘。

「『大寒』や、同じテーマの『二十二（TWENTY TWO）』などは、一人でも多くの若者が見るべき。この種の映畫が反映しているのは責(zé)任感。當(dāng)協(xié)會(huì)はさまざまなスタイルを通してこの種の映畫をPRし、中國人に精神的パワーを與えたい」と語った。

北京電影學(xué)院の呉冠平教授は、「大寒」を鑑賞後、「最後に表示された、亡くなった慰安婦の名前を見て、中國が過去に受けた屈辱を感じ、痛ましい記憶を忘れてはいけないと思った。元慰安婦は自分の潔白を証明するためではなく、中國が過去に失った尊厳のために戦っている」と語り、感傷にひたった。

「大寒」の張躍平監(jiān)督は、「中國の伝統(tǒng)的な文化において、『大寒』は一年で最も寒い時(shí)期?！捍蠛护蜻^ぎると春がもうすぐやって來る。この作品は、寒さを表現(xiàn)するためではなく、雪解けを願(yuàn)うもの」と説明した。

同作品では、日本の中國侵略によって、崔さんの幸福な生活がめちゃめちゃにされ、さらに、彼女の心が大きく傷付けられる様子が描かれている。戦爭(zhēng)が終わって70年以上経った現(xiàn)在、彼女は平穏を渇望し、穏やかで積極的な気持ちで生活し、その心の傷は少しづつ癒えている。

「映畫の撮影は本當(dāng)に苦労したが、やりがいがあった。一人でも多くの人に、悲痛なあの歴史を知ってもらい、民族の自尊心を取り戻してほしい」。崔さんを演じる、90を過ぎた女優(yōu)?魯園は取材に対して、「このような役は演じるのはとても難しく、たくさんの資料を研究して、當(dāng)時(shí)の実際の狀況に少しでも近づけることができるよう取り組んだ」と語った。

張監(jiān)督は、「同作品を製作したのは、多くの人に悲痛な歴史と向き合い、戦爭(zhēng)についよく考え、平和を祈願(yuàn)してもらうためで、憎しみを抱き続けるためではない」と説明した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月16日